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F-104G STAR FIGHTER (REVELL 1/144)
by
五六式(TYPE-56)
今月は,ファントムを作っていたのですが,不注意で機体下面を汚してしまい,リカバリー不能な状態になってしまいました。
そこで,並行して製作していたレベルのスターファイターを代打に起用しました。
<実機について>
最後の有人戦闘機と言われたF-104は,小型軽量の機体にJ-79ターボジェットエンジンを搭載することによりM2級の高速性能や当時としては群を抜く上昇力を獲得したが,小型軽量故に汎用性に欠け,アメリカ本国では,活躍の場を失った。一方,西ドイツは,G型を戦闘爆撃機として大量に導入,イタリアやスペインカナダなど,他のNATO諸国でも主力戦闘機として採用した。自衛隊では迎撃機としてG型を基礎として爆撃能力をグレードダウンしたJ型を採用している。
<キットについて>
初版は,2003年。胴体と尾部が,前後で分割されていて復座型のキットや初期型のキットをリリースしやすくなっています。
ACE CORPORATIONのTF-104やMARK 1 MODELSのキットは,REVELLの刻印が入っている同一キットです。
MARK 1 MODELSのキットは,キット二揃いとオプションパーツが入っています。
部品の精度は良いのですが主脚を先に胴体に組み込んでから胴体を完成させる構成になっていて塗装の際にマスキングがやりにくくなっています。
<製作>
あまり難易度の高いキットではありませんが,アドバイスを少々。
・前脚の部品は,説明図にあるとおりに機種の部品で挟み込まなくても,後から組み込めます。ただし,接合がゆるゆるなのでしっかり接着してやらなければなりません。
・主脚は,後部胴体を組むときに一緒に組み込んでやらなければなりません。五六式は,主脚も主脚収納部の塗装も面倒になるので組み込みまでに塗装してしまい,組み込みが終了した時点でマスキングしておきました。
・脚カバーの部品は,合わせがきつく,塗装をすると,更に組み込みにくくなります。
・左側の翼端タンクのダボの位置がずれています。ダボを削って接続のゆがみを無くしました。
・キャノピーの枠が1つ省略されています。五六式は,気づかずに完成してしまい,後から塗装で枠を追加しました。
<完成>
1機は,スペイン空軍機,もう1機は,イタリア空軍機です。
MARK 1 MODELSから発売されているキットです。本家のレベル版は,現在,店頭に出ているもののみのようです。スペイン空軍機は,ドイツ空軍機と射出座席が違っているようで,前述したオプションパーツでフォローされています。
実機写真をネットで検索したら,機番が近い機体が見つかりました。キットの塗装図と違っているところがあったので実機写真の方に合わせました。
1981年に,ジル・ヴィルヌーヴの駆るフェラーリ126CKターボと1km加速競争をして負け,真っ赤に塗り替えられた機体です。インテークの側にフェラーリのマークがついています。この機体は,後日,フェラーリ社に寄贈され,現在でもフェラーリ社の敷地内に展示されているそうです。
2003年には,ユーロファイターとミハエル・シューマッハが駆るF2003-GAとで加速競争をしたとか・・・。
ミュージアムコレクションオンラインショップという通販サイトで入手したデカールを使用しています。ミュージアムコレクションオンラインショップは,レースカーのデカールやグッズを中心に取り扱っています。このデカールには,塗装図が付いていないのでハセガワのキット(SP53 F-104G”スペシャルマークPART2")の塗装図を参考にしました。(・・・初めからハセガワのを作れば良かったじゃん。)発色がよく,丈夫なデカールですが,曲面に馴染みにくいのでインテーク脇のフェラーリのマークなどは,ヘアドライヤーで温めながら貼り付けました。
次は,自衛隊のJ型とDJ型かな・・・。
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