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アリエ (マックスファクトリー 1/20)
(キャラクターデザイン:山下しゅんや)

  by 寿



 山下しゅんや氏のオリジナルキャラクター「アリエ」であります。大日本絵画刊アーマーモデリングなどでイラストを発表していらっしゃる氏のキャラをマックスファクトリーがキット化という何とも豪勢なフィギュアでして、これがまた実に出来がよろしく一度作ってみたいなと思っていたブツであります。



 まぁ正直発作的に買ったはいいもののそのまま積みプラタワーの一角に押し込まれていたというモデラーあるあるな物件ですがこの度ようやく陽の目を見ることが出来ました。これでストックが一つ減ったのう。めでたい!



 いや~正直作りたいモノが多すぎてね、なんかの切っ掛けでもないと中々フィギュアまで手が届かないのよ。自称ヒコーキモデラーであるワタクシめと致しましてはやっぱソッチ(ヒコーキ)を先に作っておきたい訳じゃないですか。そーするとどうしたってソレ以外はずーっと低い優先度になっちゃう。



 でもちょっと待ってヒコーキのストックって一体どれだけ有るのよと冷静に考えてみると空恐ろしい計算に為っちゃうわけで、どっかでエイヤっと見切りを付けなならんわけです。ほんじゃどんなタイミングとなのよと問われれば、例えば作ってたヒコーキが突如理不尽な突風でリアルに飛んで復旧困難な損害を被っちゃったとか、落っことしたキャノピーをうっかり椅子で踏んづけてバラバラにしちゃったとか、ツールウォッシャー液とうすめ液を間違えてエアブラシで吹いてキットが蕩けちゃったとか、資料に没頭しすぎて締め切りに間に合いそうもなくなったとか、まぁそんな感じのとき。



 だいたいそんな不条理に遭遇しちゃうと「どちくしょう!」ってなっちゃって作る気が失せるもんですが(皆さんも心当たり有るでしょ?)、そんな時は無理に作業を続行するよりも心機一転リフレッシュ。現作業を一時中断して全く別のモノを作った方が精神衛生上よろしいと思うわけです。



 そんな時こそコレ!インジェクションキットのフィギュア。プラのフィギュアならパーツ数も少ないしほぼ色塗りだけに没頭できるしレジンキットのような表面処理も要らないしでストレス解消にはもってこい。フィギュアにはフィギュアの困難さがあるけれど練習用だと割り切ればお気楽に作っていける。最近は難関の一つであった瞳も専用デカールが入ってるキットが増えたしね。しかもそれがおねーちゃんフィギュアとなれば唐突にモチベーションが上がったりしませんか、ねぇ、ほら、そーだよね?



 只今なら特製ピンナップポスターも入ってこのお値段、ぢゃないけれどオリジナルのフィギュアが1/20で色別ごとのパーツ分割された上に山下しゅんや氏のデザインを忠実に再現したちょびっとエロいこのキャラが(レジンキットよりも)お手頃価格で手に入るというのは実に嬉しい限り。しかもインジェクション(大切なことなので二回言いました)。実はこれって大変なことなんじゃないでしょーか?いやー良いキットだよコレ。

 お陰でこれでまた明日から元気百倍もりもり頑張ってヒコーキを作れる訳であります。先月のガルパンキャラはちょびっと残念だったけれどそれをリベンジしてお釣りが来るというものです。
 ちなみに念を押しておきますが今月の特集に間に合わなかった腹いせに手を着けた訳ではないのです、決して。

製作の詳細

(写真1)これがアリエの箱絵。大きさはA4ジャストだ。キット本体は小っさいけれど箱は随分とえばってる。でも山下しゅんや氏の箱絵だから許す。

(写真2) 完成見本がまんま色指定。カラー印刷ってのがイイよね。実に分かり易い。でもこの色合いはちょびっと趣味じゃないので変更することに。


(写真3) パーツはものの見事に色別ごとのパーツ分割。塗り易くていいのう。マックスファクトリーはよく分かっちょる。しかもフィギュア独特の複雑な形状を再現しつつパーツ数を押さえるためにスライド金型まで使用するという懲りっぷり。これだけでこのシリーズが好きになっちゃったね。

(写真4) 肌色の部分はそのパーツだけ独立しているから塗るのも楽ちん。やっぱフィギュア塗りの最難関は肌と顔じゃからのう。




(写真5)取り敢えずだだーっと下塗り状態。パーツの合いもすこぶるよろしくてもちょっと設計頑張ればスナップキットで完結しそう。なんて恐ろしい子。(というか目指して挫折したような気配がちらほら)

(写真6) 上塗りして細部をちまちま塗ったら完成。なんかいきなり出来上ってるけれど下塗りから此処まで一日しか掛かってないのよ。夢中になって塗ってたら途中経過を撮影するの忘れちゃった。面目ないです。
 ちなみに塗装図による襟とスカートの赤ラインはデカールになっているのだけれどちとケバいかなと思って襟元のみ黄ラインで塗って済ませてます。


(写真7) スカートの短さが犯罪的だけどキットがそーなんだからしょーがない。そう、しょーがないんだ。だから諦めるしか無いんだ。(何を?)

(写真8) これはしょーがないとかぢゃなくって単なるおっさん視点です。こちらは下品で面目ないのう。


(写真9) おっさん視点その二。うん、弁明不要と言うことでご了承下さい。翻ってガルパンでは絶対領域は完全死守で潔かったなぁ。

(写真10) やっぱり瞳デカールがあるとウルトラ楽です。いつか筆でこれ位まで描けるようになれれば・・・・道のりは遠いのう。
 全体の塗りもサラッと仕上げるつもりがいつの間にか普段のコテコテ塗りに。いったい何故こーなった?やっぱフィギュアはヒコーキや戦車のように塗っちゃアカンってことなんでしょーねぇ。



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