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特集 F4ファントム

  F-4Bファントム(タミヤ 1/48)

by ミートボール会長 礼千西沢



 タミヤ模型の新製品F-4Bファントムを制作してみた。
各パーツの接合などよく考えられていて流石タミヤさんという感じだ。
説明書などのペーパー類も充実していて制作意欲が沸いてくる。
デカールも素晴らしい。搭乗員のヘルメットのマーキングまで付いていて嬉しい。



 自分が海自に入隊し、護衛艦に乗っていたころ1980年代。
横須賀は、米空母ミッドウェーがいた。艦載機は自分の記憶ではF-4Sだったと思う。
ミッドウェーは、トムキャットが搭載できなかったのでミッドウェーのF-4は米空母最後の部隊となった。
自分も、横須賀にいたミッドウェーを見学したことがある。飛行隊は全て厚木に移動させていたので格納庫は空っぽだった。しかし、格納庫の片隅にF-4Bと思われる機体が1機置かれていた。
レドームの下に丸いドームが付いてたのでB型ではないかと思っている。
艦内を案内してくれた広報の話によると整備員の訓練用の機体で飛べないという事だった。



 パイロットの装備品も説明を受けた。その時、実物のヘルメットも見せてもらった。
そのヘルメットがF-4の部隊の一つ鳥居に稲妻のマークのVF-161チャージャーズだった。
映画トップガンが流行ったころ、町で売られているフィライトジャンパーによくついていた事を思い出す。



VF-161は、ファントムと共に解隊された。その後、F-18が搭載されるようになった。
という思い出深いVF-161でマーキングしてみた。ヘルメットもVF-161もマーキングにしてみた。



 当時は各部隊でいろんなマーキングがあり派手だった。VF-161のヘルメットも黒の反射テープの上に同じく反射テープでデザインされた部隊マークは貼られていた。F-18時代になって夜間発着艦訓練中にヘルメットの反射を空母のライトと間違えて事故が起こり、ヘルメットは80%白の反射テープにするようになった。今はどうなっているかはわからない。
昔を思いだたせてくれたキットだった。




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