Home  >銀翼ー戦間期の英国複葉機その9 ホーカーデモン(AMG 1/72)< 誌上個展<2021年12月号

誌上個展

銀翼ー戦間期の英国複葉機その9
ホーカーデモン(AMG 1/72)

  by Nobunaga



         のぶさん・ながやんの飛行機談義

のぶさん:ながやん久しぶりやね新型コロナにかかとったんとちゃう?
ながやん:あほぬかせこのとおり元気や。それよりウエブモデラーズの読者の皆さんワイらのこと誰も知らんで。クラブの新聞じゃよう出とったけどな。
のぶさん:ウエブモデラーズには初登場や。時々出させてもらうので以後お見知りおきを。
ながやん:ところで今月のお題ホーカーデモンってなにもんや。
のぶさん:ホーカー一族の長男ちゅうとこかな。悪魔君や。親父がハート、おふくろがハインドなんや。
ながやん:ほんまかいなそんな話し初めて聞くわ。
のぶさん:そのほかにもこわもての兄弟いっぱいおるで。みさごとかいばってるやつとかずうずうしいやつとかエンジン取っ替えた従兄弟もぎょうさんおるしな。戦争始まっても頑張る奴もおったけど複葉機じゃ追いつかんみな引退や。
ながやん:良い時代に育ったてことやな。
のぶやん:平和な時代はいつまでも続かんで、戦争は金も土地も欲しがる強欲な人間の業やね。

キットについて

 AMGはARSENAL MODEL GROUPというウクライナのキットメーカーでどんなグループかは分かりません。
  それはともかく1/72ではエアフィックスのオールドキットしかなかったので嬉しいことです。満を持しての?発売ですぐポチリをしましたよ。
 機体の内部は鋼管フレームを組み立てコックピットを取り付け各種機器類にエッチングパーツを多用したり偵察用のカメラを付けるなど1/48に負けない位精密に再現してます。胴体を合わせてコックピットカバーを付けます。ガンナー席のパーツには今回使用しませんがボールトンポールのセミターレットが付けられるようになってます。第2弾に期待です。
 そしてキットの白眉とも言うべきはエッチングに依るオイルクーラーの再現です。7枚の小判型のパーツの間に直径1.5ミリ円形のパーツを左右にはさんで組み立てます。出来上がりは1/72としてはこれ以上のものはないでしょう。



機首のエンジンカバーなど金属部分はピカピカの銀になるはずがいじくっているうちに輝きが消えてしまいました。メッキシルバーにすれば良かったかも。



キットは鋼管フレームが再現されています。精密感はあるのだけれど作りにくいし胴体を張り合わせると全く見えません。全部でなくてコックピット周辺の見えるとこだけにしてもいいかも。



銀翼機の中でもこの64Sqnの模様が一番美しいですね。写真ではよく判らないけど垂直尾翼とラダーは切り離して隙間を作ってます。この時代に航空機はゆるくって好きです。



上翼の全縁スラットのヒンジを付けてピトー管も0.2ミリ真鍮線で作り替えてます。



上翼の取り付けでわずかに曲がってしまいました複葉機の翼の取付けは何回やっても完璧には出来ません。そこが魅力でもあるのですが。

参考資料:MMP1/48ScalePlans SetNo.2 KEY出版AVIATION ARCHIVE「RAF Centenary 100 Famous Aircraft」、「RAF Inter-War Bonbers]
その他インターネットによる実機写真等


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