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(Photo) 川崎 OH-6J & D

by  コルディッツ
博物館実機写真

 ヒューズ・ヘリコプターズ社開発の小型ヘリコプターOH-6Aカイユースを、川崎重工業が日本向けにライセンス生産したOH-6Jは、1969年から1979年までに122機生産されて、117機が陸上自衛隊に、3機が海上自衛隊に、2機が海上保安庁に導入されました。陸自は観測機として運用し、海自は教育用でした。
 1979年からはメイン・ローダー・ブレードを4枚から5枚にし、T字型垂直尾翼に改めたOH-6Dに生産を移行、1997年までに陸自に193機、海自に15機が導入されます。2020年3月に陸上自衛隊のOH-6D 31311号機がラストフライトを行い、自衛隊からOH-6は全機引退しました。
※ 本稿は川崎重工業のサイトとWikipediaを参照しました。

 OH-6J 2H 8763 2012年10月撮影
 海上自衛隊鹿屋航空基地史料館(鹿屋市)にて




 海自はOH-6Dの生産終了後、アメリカから民間向けのMD500Eを5機購入、OH-6DAと命名し、2016年まで使用しました。
 OH-6J SK 31093
 石川県立航空プラザ(小松市)にて     2016年2月撮影


 OH-6Jの尾翼はV字型です。
 アリソン製T63-A-5Aターボシャフトエンジンを搭載。エンジン排気は胴体後方に排出します。




 仇名フライングエッグの通りのスタイルに親近感を感じます。


 OH-6D Ⅵ 31270
青森県立三沢航空科学館(三沢市)にて   2016年8月撮影

 OH-6Dの尾翼は横風安定の改善で、T字型に改良されています。


 機体前面


 メインローダー基部。


 操縦席。


 操縦席背後の乗客席。


 左側操縦席から撮影した計器版。操縦席の前方視界はたいへん
良好です。


 OH-6D 31298
 航空自衛隊築城基地(福岡県築上町)にて  2017年11月撮影


 ハセガワとタミヤからキットのリリースがされていたと記憶
しますが、最近は見かけないので残念です。


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