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特集 86ハチロク

NorthAmerican F-86D
航空自衛隊 全天候戦闘機 「月光」
(マルサン・アルカンシェール 1/50)

  by nananiya72

 気分転換のつもりで選んだのが、お友達からいただいた元マルサンでアルカンシェール版のF-86Dです。その全天候性から航空自衛隊での、名称は「月光」となっています。



マルサンとアルカンシェールの間に「富士」というメーカーも扱っていたようです。
中2のころに組んでいたはずですが、いざ対面してもまったく思い出せません。
もしかして、欲しい欲しいが募って、作った気になっているのでしょうか・・・・
かすかな記憶はあるんですけどねぇ・・・・・・





脚や動翼はすべて可動のギミック付きですが、もう動かして遊ぶような歳でもありませんので、ガタガタにならないように全部固定にしました。
それと、前部胴体と後部・尾部の接合なんてうまくいくわけがないので、J47エンジンをはずした状態でのデスプレイモデルとしました。





J-47エンジンの取り外し情景にするために、2台のドリーと弾薬運搬カートが大きな役割をしますが、フチのめくれ、平面のヒケ、さらに、車輪のヒケやら凸凹やらの削り作業でずいぶん手間がかかりました。
J-47エンジンはどうみてもディテール不足なので、金属塗料で塗り分けて、糸半田でパイピングをしていますが、元が元だけにやっとこ、それらしく止まりです。



キットの説明ではアフターバーナーとなっている部分をカットし、テールパイプとして後部胴体にしこみました。 後部胴体はがらんどうなので、接続部分に後部隔壁を増設しています。







胴体のパネルラインモールドはかなりでたらめですが、修正はしていません。
全面にわたる、大き目の凸リベットもそのまま生かしました。 
日の丸と飛行隊マークは塗装・・・・・・コーションはストックのデカールを利用しました。



F-86Dは1958年から合計122機(補用、予備、部品取含)が配備され、最大4個飛行隊で運用(小牧に3個、千歳に1個飛行隊)されました。 
F-102に転換した在日米軍の中古機体だったそうで、操縦の難しさに加え、整備の困難さとパーツ不足等もあり漸減し、F-104の配備も始まっており、F-86Dは10年ほどで運用を終えています。
運用に苦労はしたが、全天候戦闘機運用のノウハウを得られたのは、意義があった・・・・と言う評価のようです。


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