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特集 レシプロ

スピットファイア Mk.Ⅷ(ハセガワ 1/72)

  by ヒサマロ



 どうもヒサマロです。今回はなぜか急にスピットファイアが作りたくなったので在庫の中からサクッと作れそうなハセガワのスピットファイアMk.Ⅷ(1/72)を取り上げさせていただきます。今回私が製作したのは”アゲンスト ジャパン コンボ”と銘打った2機セットのものですので在庫消化の意味で2機とも作ることにしました。もとは1990年代のAP帯で発売された物で部品総数41です。



 それではいつものようにコクピットから作っていきます。床板、バルクヘッド、操縦桿、座席、主計器盤、照準器の6パーツで構成されたシンプルなものです。個人的にはこのスケールではこれで十分だと思います。もっと凝りたい人は自分で好きなだけ弄ればいいと思います。機内色のMr.カラー364番エアクラフトグリーングレーで組立てたコクピットと胴体内側を塗装します。右側胴体機首部に後から小さな突起を接着するための穴あけをピンバイスで行うのを忘れないこと。プロペラの軸受けとコクピットを組み込んだら胴体左右を接着。ラダーと水平尾翼も胴体に接着します。
  



 主翼は下面が一体のものに左右の上翼と先端部で構成されています。まず上翼側に先端部を先に接着し上側の目立つ所に段差が生じないようにしておきその後に下面を接着します。胴体の接合部は下面後部に隙間が生じるので胴体側後部接着部分にプラペーパーをかまして接着しました。



 機首下面は別パーツになっているので胴体側にそのまま接着すると若干上下の継ぎ目が合わなくなるので左右それぞれを先に各胴体に接着後中央に出来た隙間部分を溶きパテで処理した方が良いようです。小さな突起A9と小さなスクープA11、キャノピーを接着したら基本形の出来上がりですので全体塗装に入ります。



 今回はキッツワールドのデカールを使用して英連邦では珍しいセクシーなノーズアートを描いたものにしました。一方はダークグリーンとダークアース、もう一方はダークグリーンとオーシャングレーの迷彩ですので変化がついていいですね。いつもの通りにMr.カラーを筆塗りで仕上げました。まずは下面の363番ミーディアムシーグレーを2度塗りで塗装後に上面は塗装図を参考に鉛筆で下書きを入れます。それに合わせて片方は362番オーシャングレー、もう片方は369番ダークアースをやはり2回塗りで仕上げました。塗り残したところに361番ダークグリーンを乗せていきます。



 グレーの迷彩機の方は味方識別の白塗装が主翼の前縁に施されているので62番フラットホワイトを塗装しました。各色の境目には相互の色を混色したものを薄めに溶いて面相筆でなぞるとボカシ表現になります。乾燥後にタミヤのスミ入れ用ブラックで軽くウォッシングして全体のトーンを落としておきます。デカールはこのスケールではあまり細かい物を貼ってもうるさくなる感じがしたので目立つ部分だけにしました。脚関係やプロペラ関係、アンテナ等を接着したら、最後にミスタートップコートのセミフラットを吹きつけてツヤを統一しておきます。



 これにて完成です。お気楽に2機でっち上げました。ハセガワの大戦機は最近はコンボでしか再版されないようで購入するのはちょっとためらってしまいますね。それではまた。





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