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特集 戦車

 IV号戦車H型 (エーダイ 1/76)

  by 翔バナイカイ 栗人@ケータイ



 翔バナイカイなのに戦車モデル作りました。エーダイのこのキットは40年以上前に元々ウォーゲーム用のコマとして発売されていたもので、パーツ数11点のスナップキット、当時のお値段100円でありました。転輪と履帯の足回りをまとめて一発整形している等、簡略化された内容ですが、形は良好であります。
 元々IV号戦車は好きな車両であり、ノルマンディー戦などで見られた「装甲補強のため予備履帯を車体あちこちに貼り付け、さらに対空擬装用の樹木をてんこ盛り」という姿にしてみたく、それに使えそうな追加パーツをホビーショーのジャンク市などでちびちび集め、ようやく揃ったところで今回制作GOしました。



 もちろんキットそのままでは寂しいので、次のような追加工作(または「ごまかし」とも言う)をしています。
●元のキットはG型なので、H型にするには砲身延長が必要。またキットのマズルブレーキは先端が小さすぎ。そこで、マズルブレーキ直後で砲身を中継ぎして延長。マズルブレーキ部分も丸プラ棒で外形を修正。しかしマズルブレーキのモールド再生が難しい(めんどくさい)ため、この部分に布カバーをかけた状態にしてみた(さっそく「ごまかし」)。
●一発整形された足回り部分をできるだけ「ぼろ隠し」するために車体シュルツェンを追加。これに併せて砲塔にもシュルツェンを追加。シュルツェンは0.3mmプラ板を切り出し、シュルツェン架は真鍮の帯板からの切り出し、曲げで工作。(どうせ擬装樹木を被せればで見えなくなると思い、車体シュルツェン架の一部は簡略化しています)
●車体前部上面、操縦席前面、砲塔上面などに追加の予備履帯を貼り付け。(ジャンクパーツが大活躍)
●主砲防盾の下部形状を修正。正面右側のバイザーを追加。 



●予備転輪、クリーニングロッド、スコップを追加。(ジャンクパーツが大活躍)
 (OVMの種類や配置などG型⇒H型では差異がありますが、どうせ擬装樹木を被せれば見えなくなると思い~)
●車体後部のマフラーに排気管を追加。
●行軍移動中をイメージして操縦士以外の各搭乗員ハッチを開き(ここでもジャンクパーツが大活躍)、フィギュアを追加して賑やかに。(操縦士のみは運転席についているはずなのでハッチはそのまま)
●車体を一通り完成させた後、擬装用の樹木を追加。樹木にはKATOのNゲージジオタウン用の樹木から広葉樹(完成品)を使用。枝振りの良い所を適当に切り出して車体にクリアボンドで貼り付けています。



 塗装は当時のドイツ軍スタンダードでダークイエロー/ダークグリーン/レッドブラウンの三色迷彩。ボカシも含めて全て筆塗りし、ウェザリングマスターなどでウェザリングの後、フラットクリアーを全面にエアブラシして完成です。工作期間はのべ20日。結構楽しめました。



以上、航空機モデラーが作ったIV号戦車「なんちゃって」H型でありました。お目汚し失礼しました。

搭乗員の皆さんは、全員RAFからの転属です。
(エアフィックスの「RAF Refuelling Set」付属のフィギュアを改造)





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