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誌上個展

銀翼ー戦間期の英国複葉機その10
スーパーマリンウオーラスMk.1シルバーウイングス
(エアフィックス1/48)

  by Nobunaga



キットについて

 最新の考証に基づいて作られたキットです。なにしろ現物が目の前にあってそれを図面に落とし込んで作るわけですからこれ以上のキットは出来ないでしょう。説明書のとおりに組み立てて行けば誰にでも素晴らしい「セイウチ」ができ上がります。もうチェコ製品は用無しですね。では誰にでも簡単に組み立てられるかと言えば手のかかるところもあって穴を広げたり削ったりと擦り合わせや仮組は必要です。特に機体の底面や下翼のフロートなど接着には努力が必要です。
 複葉機最大の問題点は言うまでもなく張り線張りです。張り方は人それぞれでやり易いようにやればいいのですが、まあ根気よくやりましょう。


 車輪は格納状態としました。 機体はカタパルトに見立てた台車に固定してます。張り線は全て0.3ミリのピアノ線を使用しました。一見簡単なようでも接着には難渋しましたよ。数年前に作ったボーイングB-29の主翼の取り外し用にネオジムを使ったのですがそれ以来ピンセットが磁石になってピアノ線がくっついてしまって所定の位置に付けるのが難しいのです。皆さんどうしてますか。着陸灯の電球はガンダムメッキシルバーを塗りました。とてもいいです。


製作者の密かな楽しみ。ナビゲーター席とラジオオペレーター席には書類やエンピツ、電気スタンドなどを置きました。ほとんど見えなくなるんですけどね。


エンジンは良くできていますがさらにプラグコードと排気管を付けました。このままではシリンダーから直接排気ガスや炎が出てプロペラが焼けてしまいそうです。


銀塗装は黒ツヤの下塗りに8番の銀を吹いて、クリアを吹いて茶のエナメルで汚し、拭き取って艶消しクリアを吹いてギンギラを消しました。そのあとは銀の塗り残しのレタッチや修正で汚れてしまって、これがまた使用感たっぷりのいい味?(単に汚いだけか)が出てます。




ロワール130を並べました。救難、偵察、攻撃と同じような機体ながらお国柄が出てますね。
参考資料:「WARPAINT SERIES No.39 supermarine walrus」その他インターネットに依る実機写真、作例等


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