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(Photo) パナール178

by  コルディッツ
博物館実機写真

 パナール178は、パナール社が自主開発していた4輪駆動の偵察用装甲車で、1934年にフランス陸軍騎兵部隊用のAMD35(35年型索敵用装甲車輌)として制式化されました。武装はオチキスSA3547.2口径25mm戦車砲と7.5mm機関銃1挺を同軸装備し、最大装甲厚20mm、操縦席を車体前後に置き乗員4名。重量8.5トン、最大速度72km/hと、かなり強力な装甲車でした。1940年6月のドイツ軍のフランス侵攻までに527輌が生産されました(数値は異説あり)。
 フランス敗北後、ドイツ軍はパナール178を自軍の装備に組み入れ、Panzerspahwagen P.204(f)の名称を与え、活用しました。
※ 本稿は博物館の標示、「世界の戦車パーファクトBOOK」 (コスミック出版)、Wikipedia を参照しました。

   パナール178(Panhard 178) 99834
 戦車博物館(ソミュール)にて    2016年8月撮影




  右側面のハッチから車内後方を撮影。




  左側面のハッチから車内後方を撮影。




  第二次世界大戦後にフランスはパナール178を再生産しました。
 新型の砲塔に替え、主砲も32口径47mm戦車砲SA35に換装し、パナール178Bとしてインドシナ戦争に加わっています。1960年に退役しました。   




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