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特集 フェラーリ

フェラーリ250P 1963 (スターダスト1/24)

by 福田 道章



 フェラーリ250Pは、ミッドシップV6プロトタイプ246SPのシャーシを延長し、250GTOのV12 3Lエンジンを搭載、ピニンファリーナ/ファントッツイ製ボディを被せたGTプロトタイプです。
1963年のル・マン24時間に出場し1,3位の総合優勝、プロトタイプ・クラス、排気量別クラス、熱効率指数部門とすべての部門賞1位独占の完全制覇をもたらしました。





 プラキットとしてはスロットカーベースのモノグラム1/24の名キットがありますが絶版で入手困難です。
近年でもモデルファクトリーヒロやプロフィール24などからレジンキットが発売されましたがいずれも高額で入手困難です。
私が製作したキットはホビーハウススターダストからその昔発売されていたガレージキットでしかもMA誌の読者プレゼントで頂いたブツでして、それを途中製作放棄して寝かせてあった不届き者です。
今回フェラーリ特集にあたり起こしてみました。貴重なキットを雑に作って申し訳ございません。
ウレタンキャストのボディー、シャーシー、インパネとサニー(アカデミー)のボディー以外のパーツがセットされていました。バキュームフォームのウィンドウパーツ、ライトカバーと透明レジンのライトレンズ類が付属します。当時のレジンキットですから表面処理等で疲れたのかホワイトサフ状態で十数年ほど過ごしておりました。



今見るとリヤのスリットを抜きたくなり、再びモーターツールで粉だらけになって削り込みました。
結局スリットを破ってしまい、プラ板と真鍮帯でアナクロに作り直しました。
こんなパーツなら3Dプリンターあれば楽勝なんでしょうね。
テールパイプは実車は左右共一本出しでプラ棒で作成指示があるのですが、時間が無く250LMのままにしております。あくまで250P風の物体という体です。



ホイールはasakitikamasaさんが製作販売されている3Dプリンター出力のボラーニ風ホイールを使用しました
実車はサニーの250LMと同じくフロントホイールのリムが浅いのですが、このホイールの立体感が素晴らしく使用しました。
ただ非常に繊細で私は右前ホイールを完成直前に壊してしまいました。右横から見れなくなってしまいましたな。
タイヤはジャンクパーツですがおそらくフジミGT40でしょうか。



ボディーカラーはクレオスのスーパーイタリアンレッドに少しシャインレッドを加えています。
一応優勝車スカルフィオッティとバンディーニ組の21番にします。ヘッドライトケースはブラックが正しいようです。
コンペサークルはファインモールドホワイトデカール切り出し、
車番は字体がちがいますがフジミの330P4のデカールを流用しています。
リヤのナンバーもこのデカールを切り貼りすれば再現可能です。
(フジミ様スペアのデカール販売頂いてありがとうございました。古いキットが無駄にならず助かりました。)
クレオスのGXクリアー吹き放して砥いでおりません。サイドモールは真鍮帯を塗装したものをクラフトボンドで取り付け。
フューエルリッドはMFH製。ワイパーはモデラーズのワイパーセットより。ボンネットストラップやピンはキット指定通りプラ板より作成しました。ドライビングライト等のカバーの作成も指定されておりますが時間がなく装着していません。バックミラーやウインドウフレームのリベットもつけていません。
バキュームのウインドウも上手く切り出せず歪んでおります。これもクラフトボンドをたっぷりめに塗って固定しております。
跳ね馬エンブレムはMSMクリエーションのメタルシールでお手軽で雰囲気よくお勧めです。




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