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フェラーリ 312B (タミヤ 1/12)
by 田口博通 Hiromichi Taguchi
タミヤの1/12 フェラーリ312Bです。
フェラーリ312Bというと、まずドライバーのジャッキーイクスを思い起こさせます。フェラーリ312Bは1970年に5度の優勝を挙げていますが、イクスはそのうち オーストリアGP,カナダGP,メキシコGPで3度優勝しており、当時の最速ドライバーで、ドライビングテクニックもまさに神でした。
タミヤのフェラーリ312Bは1/12ビッグシリーズの第7作として1971年に製品化されていますが、入手してあったのは1998年の再販品です。
1970年代に一度作ったことがありますが完成するのがやっとで、正直、人に見せられるような出来ではありませんでした。今回はその経験を生かしての2作目リベンジで、1970年の最終戦メキシコGP優勝のイクス車(No.3)としています。
箱絵
キットは赤(クリアー塗装)、白、黒、クリアー、銀、メッキと部品点数も多く豪華絢爛。
(製作)
上ボディ下部にプラ棒で補強を入れました。これをやっておかないと、ボディ下部(B6)と食い違いが発生してしまいます。
Mrカラーのイタリアンレッドを吹き付け塗装後、デカールを貼り、おちついたらクリアーを吹きます。
デカールは20年以上の保管で黄ばみが出ており、使うにはちょっとためらう状態になっていたので、スキャンして 画像データを作り、インクジェット用デカール用紙を用いて、再製作しました。
(インクジェットプリンターを使うデカール自作の手順は
2019年10月号のベルAH-1G ヒューイコブラ (タミヤ 1/100)
と同様です。
(画像加工ソフトについては、
2019年9月号のカワサキ ヒューズ H-500(タミヤ 1/48)
を参照下さい)
ゼッケンの白丸は ハセガワのTF11ホワイトフィニッシュをコンパスカッターで切り抜いて使いました。デカールを使うとどうしても避けられない経年の黄ばみ変化から スパっと解放されます。
自作したデカール
ノーズカウル
ウイング
完成したボディ、エンジン
エンジンは組み立て説明書通りに組み立て、塗装をして配線をするだけで、精密なエンジンの完成となりました。さすがのタミヤです。
タイヤは中空ゴム製でセンターに合わせの段差とバリも出ているので接地面をペーパーがけして馴らしました。ホイールはゴールドで厚めに塗装しました。
(完成)
キャノピーは断面を艶消し黒で塗っておきます。タイヤ、透明キャノピー、全体を組み上げて 晴れて完成です。
2度目ということもありますが、1週間かからずに完成できました。思い切ってデカールを自作したのが勝因で、我ながら非常に綺麗な完成姿となりました。
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