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メタルーナ・ミュータント(アトランティス 1/12)

  by ヒサマロ



 どうも、ヒサマロです。今回はアトランティスから発売されたばかりのメタルーナ・ミュータント(1/12)を作ってみました。私には珍しく購入後すぐに作ってしまいました。


ボックスアート アトランティス

 このメタルーナ・ミュータントは1955年のユニバーサル映画「宇宙水爆戦」(This Island Earth)に登場したキャラですが、ストーリー的にはあまりからんではいないのですが、昆虫をモチーフにしたデザインが素晴らしく印象に残るモンスターです。私もこの映画はレーザーディスク(古いですねー)で所有しております。オーロラでも一時キット化を企画したようですが実現はしませんでした。ですので今回のアトランティスのキットは完全新金型での発売です。正方形のボックスはオーロラテイストでイラストもいかにもオーロラ製品ぽくしてあります。


レーザーディスク

 それでは製作していきましょう。部品総数は27でありがたいことにかなり少なめですね。成形色はメタリックブルーグレーになっています。新しいキットですが一部にバリなどが見られますのできれいに整形しておきます。また、腕の部分に2か所ほど丸いひけが生じていますので丁寧にパテ処理を施しておきましょう。



 まずは頭部の前後を接着します。本家オーロラと違ってひどい隙間は出来ませんが接合部をスポンジヤスリで軽く整形しておきます。そこへ両目を接着して頭部は終了です。塗装の便宜を考えて最後に胴体へ接着することにしました。



 キットには部品番号がないので次の両腕の組立時にちょっと迷いました。腕と爪の部分が可動になっていますので接着剤が回りこまないように可動部にはグリスを塗っておきます。まず爪の部分を片方の腕にはめ込み、腕の可動部品もはめ込んでもう片方の腕を先に接着しておきます。十分乾燥後に可動部品を上腕部半分にはめ込みもう片方の上腕部を接着して完成です。なかなかスムーズに可動します。この両腕を上半身背部にはめ込みます。ここも可動するのでグリスを塗って上半身前部を接着します。  



 それから前後に分割された下半身どうしを接着します。ここはけっこう段差ができたのでパテ処理とヤスリがけをしました。足の角度に注意しながら接着します。上半身と下半身を接着すると少し隙間が生じますので溶きパテで処理をしました。背中の翅のようなパーツも全体塗装後に取り付けることとします。



 さて,この作品を生かすも殺すも塗装次第ですが組立説明書には塗装指示はいっさいありません。私はそれらしくできればいいかなと全身の色はMr.カラーのオーシャングレーに青と白を適量混色したものにしてみました。



 いつものように筆塗りで仕上げた後にベルトと体全体に浮き出ている血管のようなものは100番のマルーンで塗りましたがこれが細かくて全部塗り上げるのにかなり神経と時間を使いました。目の部分は銀を塗装後にクリアーイエローをのせました。最後は全体をスミ入れブラックで軽くウオッシングして全体のモールドを引き立ててみました。けっこうそれらしく仕上がったと思います。



 台座はライトグレーを主体に黒と銀で塗装。ネームプレートはカチンコを模したものになっており遊び心があります。頭部と翅部分を接着したら完成です。



 メタルーナ・ミュータントの姿が見事に再現されており大満足。大変楽しく作ることができました。ではまた。 


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