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ドイツ重戦車ティーガー(P) (アミューシングホビー 1/35)
by
福田 道章
ポルシェの創始者フィルディナント・ポルシェ博士は第二次世界大戦中に
フォルクスワーゲンタイプIから超重戦車マウスまで数々の車両をデザインしましたが、そのひとつがVK4501(P)ティーガーです。
電気自動車「ローナー・ポルシェ」から続く博士お気に入りの「ガス・エレクトロニック」方式で空冷ガソリンエンジン発電機で直接モーターを駆動し走行します。現在のシリーズ式ハイブリッドカー(日産e-POWERなど)の始祖ともいえる構造をしております。
これにより重く複雑で当時は壊れやすかったトランスミッションを省略した革新的車両でした。
ただ、登坂時のパワー不足、信地旋回できない、まっすぐ走りにくい、無線の雑音が酷いなどの欠点を抱えていたと言われています。
競作のヘンシェル社のティーガーが正式採用になり、ポルシェティーガーは不採用となりましたが、先行して量産された約90両分の車体が無駄にならぬよう、エンジンやレイアウトを変更したフィルディナント自走砲が製作され実戦配備されました。
アミューシングホビーのポルシェティーガーは数年前にリリースされたキットでガルパン仕様もあります。
わたしはイタレリとドラゴンのキットを作ったことがありませんがおそらく一番作り易いとおもいます。形のことはよくわかりません。
組み立て式履帯とボリ製の履帯が入っていますがポリ製履帯はぐにゃって使えそうに見えませんでした。
レジン製ポルシェ博士立像が入っており、フィギュア苦手でプラサフ塗ったままにしようかとおもいましたが、ちょこっと塗るだけで結構見栄えしますので、これだけでこのキットはお勧めです。
前側スプロケットホイール内部にブレーキ機構が再現されています。車体内部は全く再現はありません。ハッチの裏はロックレバーの表現があります。
サスペンションはスプリング内蔵で可動しますがグラグラするのであっさり固定したほうが楽です。履帯は片側109枚、予備履帯で12枚使用します。
すこし余るくらい入ってます。
側面のワイヤーロープ用金属撚り線は結構余裕が無かったです。機銃など開口成型されており最近のキットは凄いなあと感じるところ。
フロントフェンダーに変な角度がついてしまったので注意しましょう。
塗装は全面フラットブラックに塗ったあとでクレオスのカラーモジュレーションセット・ジャーマングレイでぬりました。
履帯はタミヤカラーラッカーのレッドブラウンII ,ポルシェ博士にはタミヤカラーラッカーのカーキ等を使用しております。
多少モデリングパステルで控え目にホコリを載せます。
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