Home
> 「撃墜第1号記録機」 メッサーシュミットBf109B-1 (エレール 1/72) > 特集 ドイツ機>2022年11月号
「撃墜第1号記録機」 メッサーシュミットBf109B-1
(エレール 1/72)
by
翔バナイカイ 栗人@ケータイ
「ドイツ機」のお題でミーハー的にメッサーシュミットであります。せっかくなので特色を出したく、ちょっと旧作ではありますがBf109の最初期型B-1をご紹介致します。
キットは1978年に登場したエレール1/72でB-1とC-1とのコンパーチブルキット。Bf109のキットと言えばE型以降のものが通例だった中、初めて発売されたJumoエンジン搭載の初期型キットでありました。開発時期からして表面モールドは凸ですが、全体イメージは良好。以下、制作記事であります。
●パネルライン、点検口や機首周りのスリット等がC型~E型のものが混ざり込んだものになっており、全面スジボリ化するついでに資料とつきあわせてB型仕様にちくちく修正。あわせて機首弾道溝もチゼルで深く彫り直し。
●主翼下面中央部の断面が下側に膨らんでおり(事後変形かも)、ここは内側を瞬着+プラ粉で裏打ちして表面を平らに整形。これに伴い主翼下面のリブ、ボルトカバー等は再生するハメに・・・。
●主翼下面パーツでは、中央部前端を延長し機首ラジエターからダクトが繋がるようにしています。
下面全景。主翼下面のラジエターが無くすっきりとしています。
●コクピットはスクラッチで作り直し。最初期のB型では操縦桿がスティック型ではなくスペード型だったので、本作品でも手持ちのスクラップパーツを利用して再現しています。またこれが見えるように、キャノピーもクリアバックスのものに交換。
操縦桿がスペードタイプになっているのが判りますか?
●塗装はスペイン内戦でのコンドル軍団所属機。メッサーシュミット戦闘機による撃墜第1号を記録した「6-10」機で仕上げました。Bf109が実戦デビューした頃は全面ライトグレーだったということでMr.カラーの338番をベースに使用。インシグニア、部隊マーキング(シルクハット)、個人マーキング(黒丸の中の描き込み)、コクピット側面の撃墜記念マーキング(月桂樹つきの1)、各所ステンシル等、全て筆塗りした上でクリアーがけして研ぎ出しをしています。
ちなみに「6-10」機でこの撃墜を記録したのは後にスーパーエースの1人となるギュンター・リュッツォウ中尉(当時)でありました。
左側
右側全景 右側の黒丸に個人マーキングがあったか不明ですが、賑やかしのつもりで描きました。
胴体マーキングのアップ。「月桂冠つきの1」が誇らしげ。
撃墜記録の記念撮影というイメージでフィギュアと合わせてみました。
Home
>「撃墜第1号記録機」 メッサーシュミットBf109B-1 (エレール 1/72) > 特集 ドイツ機>2022年11月号
Vol.171 2022 November. www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /
editor Hiromichi Taguchi 田口博通 /無断転載を禁ず リンクフリー
「webモデラーズ について」
「広告のご出稿について」
プラモデル模型製作特集1
TOTAL PAGE