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Bf108B(エレール1/72) / Me262A(ミツワモデル1/144,エデュアルド1/144)　

by　コルディッツ

　ドイツ機の積みプラは沢山ありまして、今回の特集で成仏を謀るのはどれにしようか悩みましたが、40年以上前に購入したきり放置しているBf108と、「士」状態まで組み立てて、長く放置中のMe262を選びました。時系列で処理しないと公平性を欠くようなので仕方のないことですが、購入歴最新のドイツ機-タミヤ1/72のBf109 G6-に行き着くのは何時の日やら、不安です。
　Bf108 B-2 はエレール1/72、40年以上前の大学生時代に購入し、そのまま放置していた物です。キット開封時は長く放置していた罪悪感に、胸がいっぱいになりました。

　エレールのキットは羽目合せが良く、40年以上前の製品としてはスムーズに作業が進みました。しかし仮組みの時は問題のなかった前後2ピースの風防は、最後の組立で隙間ができて、参りました。
　Bf108の特徴を良く捉えていますが、実機の方がスマートに見えます。写真は2007年11月にスイス空軍博物館で撮影したBf108-B2A-209号機　ですが、胴体の伸び方が格好良いと思います。

　恥ずかしいことに撮影寸前に昇降舵のマスバランスが外れて飛散し、今も行方不明状態です。
　2009年7月ダックスフォードで撮影のBf109 B-1 D-EBEI 。当機はルフトハンザ航空の所有です。1940年に生産、1943年にチュ二ジアで米軍に捕獲されて米本土に運ばれました。1990年にルフトハンザ航空が所有権を取得し、ハンブルクで飛行可能状態にレストアしました。やはりヒコーキは飛んでいる姿こそ美しいと思います。

　Me262Aはミツワモデル1/144とエデュアルド1/144の2機を「士」状態で放置していました。しかも飛行状態を作ろうと考え、錘を積んでいません！　それなのに今回、ミツワの脚を見ていた処、脚収容庫の脚の接着部が四角で、首脚と主脚の根元も四角にしているのに気づきました。購入した1980年代に、ミツワの行っていたユーザーフレンドリーに感激し、同時に設計者の思いを無視するのは申し訳ない気がしてきて、急遽脚を取付けて着陸状態にすることにしました。錘が入っていないのに…

　手前がミツワ、奥がエヂュアルドのMe262。ミツワは英軍捕獲機にして、白5の塗装にしました。ヘンドンで展示されていたMe262Aの塗装を参考にし、上面と側面をライトグリーンにしましたが、ダークグリーンが良かったような気がしています。

　　2016年4月にヘンドンの英国空軍博物館にて撮影。
　Me262 A-1a 112372　現在はコスフォードに異動しています。

　ミツワの1/144 Me262Aとフタミ式の箱。既に会社もなく、絶版キットと思います。至る所に隙間ができ、特に左右分割のエンジンナセルの隙間は凄かったです。フタミ式箱バージョンは1980年代中頃にリリースされたそうで、多分その頃購入したと思いますが、デカールは全く使えない状態になっていました。
　当キットは1973年にミツワとクラウン、イッコーの3社共同開発の1/144エアプレーンシリーズの1機種として、ミツワ開発です。
初版はキャラメル箱で、スタンド付属で1箱70円で販売されていたそうですが、私には記憶にありません。多分同時期に販売されたレベル1/144シリーズにだけ、私の眼が向いていたのかと。
※　1/144キットについては「きっと懐かしキット！」サイトのデータを参考にさせて頂きました。どうもありがとうございます。
　もう1機のMe262A-1aはエデュアルド製で、約10年前に購入です。
デカールは大丈夫でしたが、胴体帯を後方に曲げ過ぎました。
　本キットも隙間だらけですが、しかしミツワで発狂せんばかりの隙間ができた（作った？）風防と胴体の隙間は、最少限で済み、流石に新しいキットです。エデュアルドとスウィート、プラッツのキットだけに限定すれば、1/144機コレクション再開も悪くないと考え始めた私がいます。相変わらず懲りないようで…

　2004年8月にスミソニアンの国立航空宇宙博物館本館で撮影したMe262A-1a/R7 500491 です。この時初めてライトグリーンの塗装色を見て、自分の知るドイツ機らしくないと衝撃を受けたのを覚えています。18年後、今回エデュアルドMe262に塗装してみたら、案外似合っていたので、ホッとすると共に、食わず嫌いは良くないと実感しました。　

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