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特集 今は無きメーカーのプラモデル

  F4EファントムⅡ “クルナス” (ESCI 1/72)

by mersu57



 今から40年近く前に発売されたキットで1999年に同じイタリアのメーカー、イタラエリ(現在のイタレリ)に吸収されて消滅します。
現在もイタレリブランドでたまに再販はされているようですが。
キットはアメリカベトナム戦機、西ドイツ空軍、イスラエル空軍、ニュージーランド軍の仕様が組める(微妙に仕様が異なるコンバーチブルキット)ものでデカール同国のカルトグラフ製が付いています。



今回はその中からイスラエル空軍で組立てみました。
(指定通りではなく、今回の塗装例の仕様で組み上げました)
イスラエルは約50機のファントムを運用しておりその仕様もさまざまです。
今回は空戦スラットと20mmバルカン砲装備のモノとしました。



  基本は素組みですがシートハーネス追加とエアインテーク内側コクピット内壁をプラ板で加工して入れています。
塗装は全て水性アクリルによる筆塗りです。迷彩パターンを塗ったあと全面に薄く溶いたアンバー、グレー、レッド系で上塗り重ねています。機首のシャークティースは水彩色鉛筆で下書き後、塗り上げています。垂直尾翼に小さな部隊マークがある様ですが手書きは困難とオミットしてます。













第4次中東戦争でクルナスは地上攻撃を主任務としていますが、空戦でもミラージュ系に次いでアラブ連合機を各種100機以上撃墜しており、主力のMiG21を70機以上、MiG17も13機落しています。
ほとんどが短距離空対空ミサイルAIM−9で仕留めていますが、十数機は機関砲でも落としています。(参照 オスプレイ社 イスラエルのファントムエース)
アラブ連合にとって誠に厄介な存在となりその名の通り鉄槌(クルナス)を下したようです。







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