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温故知新シリーズ　第66弾

A-4A スカイホーク（レベル 1/51）

　 by ヒサマロ

　どうもヒサマロです。今回の温故知新シリーズはレベルのA4D-1(A-4A)スカイホークを取り上げさせていただきます。1956年に発売された古典キットでありますが、1959年に再発売された際に作業員3名にブルパップミサイルとウェポン用のトレーラーが2台が追加されました。今回はグンゼレベルから1969年に再発売された物を製作いたしました。キットNo.はH-179で当時300円の定価でした。

　いつものようにコクピットはパイロット、シート、床板がワンピースでモールドされた物だけですので丁寧に塗装し、胴体内側は黒に塗っておしまいとします。インティークからジェット排気口まで筒抜けになって丸見え状態ですのでインティーク内にプラ板で蓋をしておきました。機首に錘を詰めたら胴体左右を接着します。

　ブレードアンテナが機首下についていますが、これはごく初期の機体だけですので切り取ってキャノピー後部へ移設いたしました。機首先端が別部品になっているのですが、けっこう段差が目立ちますので接合部を削りこみます。また、左右に大きな丸いひけが目立つのでパテ盛りして整形しました。

　水平尾翼は左右一体となっていますが、胴体に接着後隙間が生じますので溶きパテで処理をしました。インティークを取り付ける前に胴体とインティーク内部を白く塗っておきます。この際インティークリップ内側先端も後で塗るのは難しくなるので先に赤を塗っておきました。胴体との接合部はかなりの段差が生じますので接着部を削りこんで目立たなくしておきます。

　主翼は下面が一枚もので左右の上翼を接着するのですが、フラップを可動させるためフラップが別部品なっています。しかし実機は下面のみ下がる仕組みになっているのでこれはレベルの勘違いです。そこでフラップは固定にして上面に出来る隙間をパテで埋めて整形しました。

　言い忘れましたが、古いキットですので国籍マークがキット自体にモールドされています。私はペーパーで摺り落しておきました。主翼と胴体の接合も主翼側をかなり削りこんでなんとか接合出来ましたが隙間は溶きパテのお世話になりました。キャノピーと胴体の合いも良くなく、かなり隙間が生じます。そこで後部はプラ板を挟み込み、下部に出来た隙間はいつものように木工ボンドを流し込んで乾燥後余分な部分は水を含ませた綿棒でふき取りました。

　これで基本形は出来上がったので全体塗装に入ります。いつものようにミスターカラーで上面は315番ライトガルグレー、下面は69番グランプリホワイト、各翼前縁は8番シルバー、アンチグレアは317番ダークガルグレー、ラダーは65番インディブルーを塗りました。その後ウェザリングカラーの黒で軽くウオッシングしました。。

　付属の作業員はウェポン関係ですので赤を中心に塗りあげ、付属のトレーラーはオレンジイエローで仕上げました。ブルパップミサイルが付いているのですが、このミサイルを運用できるようになったのはＢ型からですのでＡ型には搭載できません。今回私はハセガワのウェポンセットからロケット弾パックを調達いたしました。トレーラーは上下左右にスムーズに可動しなかなかいい感じです。

　デカールはＢ型のものが選択されており、また使用できそうもありませんでしたので昔このキット用に購入しておいたカッティングエッジデカールからVA-44ホーネッツを選択しました。ブルーの中に多数の白い星が散りばめられているお洒落なマーキングですね。最後に脚関係を接着したらこれにて完成です。

　今回はロケット弾パックは左翼のみ接着し右翼側はこれから搭載するという設定でフィギュアを配置してみましたが、いかがでしょうか？なかなかいい雰囲気に仕上がったと思います。この当時のレベルやモノグラムのキットはこういう遊びがあるからうれしいですね。個人的にはスカイホークはハンプバックの無いＥ型が好きなんですがＡ型もキュートでかわいいですね。当時ハイネマンのホットロッドとかミニスクーターと呼ばれたのもよくわかりますね。それではまた

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