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誌上個展

銀翼ー戦間期の英国複葉機 その13
ホーカー オーダックス(アエロクラブ1/72)

  by Nobunaga



 ホーカーハートファミリー出身のオーダックスは長い排気管とメッセージピックアップフックをつけているのが特徴です。爆弾架をつけて陸軍との共同作戦をしたようです。
 このアエロクラブのキットは何年か前我がクラブの忘年会のプレゼント交換で当たったものです。その時はハズレだなとろくにみもしないでしまい込んでいたけど「銀翼」キットもあらかた作り終えてさて今度は何があるかなと「多分作らないだろうキットBOX」を開けるとそこに入ってました。
簡易インジェクションで甘いモールドのパーツとホワイトメタルパーツと真空整形した風防と長さ5センチくらいの針金が入っていてパーツ数は少なくこれで出来るんだろうかと疑問ではありましたが、仮組みしてみるといい形になりました。足りないところは自分で作ってねと言うジョイフルキットですね。

コックピットはメタルの操縦桿と座席だけなので床板を張って鋼管フレームに見立てた丸棒やプラ板で先輩ハートの組み立て図を参考にそれらしく。
デカールは黄ばみも少なく発色も良いです。台紙からの剥がれも問題なかったのだけど付いている糊が劣化していて赤茶色でザラザラに固まっているので水の中で洗い落としてからデカール糊を塗って貼りました。乾燥させクリアを吹いたところ蛇目の赤色がシワシワになってこのあととんでもないことに。



上下主翼の羽布貼り表現は大人しめで悪くないです。下翼は上反角がついていて余計な苦労をせずにすみました。メタルのN字支柱は太めなので金属ヤスリでかなり削りました。プロペラもぼってりしているのでヤスって成形しました。
最終段階、アンテナ線を張っていよいよ完成かと、主翼を見ると何とデカールの蛇の目が、赤色の部分が剥がれて他のところもバラバラになっているではないですか。万事休す。後には引けない、マスキングテープを周りに貼り巡らせて調色をして3色を順に吹いて何とか蛇の目が出来上がってやっと完成できたんです。


左側排気管は成形に手間取ってぐにゃぐにゃです。尾翼エレベーターやラダーの作動ケーブルは0.2ミリの真鍮線を使いました。






ここで問題です。
今制作中のこの機体はどの国のなんて言う戦闘機でしょうか。答えは一番最後で。

答えは
オランダのフォッカーG1 Aです。






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