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CAR MODEL

フェラーリ 312T3 (タミヤ 1/20 )

  by RYUJI



 40年ほど前に発売された312T3をネットで入手しました。
むろん価格は当時の数倍となっていますが絶版プラモが
今でも入手できるのはマニアには嬉しい事です。
実車の312Tは5種類のバージョンがありますがこのT3
が一番カッコよく見えます。デザインにはピニンファリーナ
も関わっているそうで、なるほどです。



箱を開けたところ当然の如くデカールは白が黄色に‥ 。
これは何とかすると思いつつパーツを眺めてみると
なかなか良い出来です。このキットはシリーズで10番目
ということでタミヤでも手馴れた設計になっているのだな
と感じました。



実際、エンジンやサスのあたりを組んでいると少ない
パーツで肝心なところが再現されているあたりはさすが
タミヤです。
またデカールの劣化に比べ、ゴムタイヤは新品の
ような状態を保っていて質の良さに感心しました。



ウイング類はピカピカにメッキされていますが実車は
アルミ地肌のままなのでメッキを剥がして塗装としました。
と言っても小生、メッキ剥がしをするのは初めてです。
話に聞いた通りに、先ずは試しにランナー部を切って
キッチンハイターのほぼ原液に漬け「30分も置いとけば
いいのかな?」と他の作業にかかりました。
ふと横を見ると5分と経っていないのに地肌の赤色が露出
しメッキが剥げていました。「これは簡単!」とウィングも同じ
要領でメッキ剥がしは終了‥ と赤く変身したウイングを見ると
表面がやけにテカテカしています。地肌の表面にコーティング
がされている場合もあると聞いていたので、それか?と
接着材で部品を付けてみると簡単に取れてしまいました。
さてコーティングを剥がすにはシンナーに漬けなければ
いけませんが短い時間では剥げないのでビニール袋に
シンナーを入れ、中にパーツを入れ封をし様子を見ると‥
30分ほどでコーティングの膜が浮き上がってきて1時間
後には無事にプラの生地状態になりました。
後は塗装の前に突き出しピン跡なども修正してツヤ有黒を
吹いてクレオスのスーパージュラルミンで塗装。

ボディは缶スプレーのピュアレッドを吹き、シート後方の
ホワイト部分だけマスキングして塗装しました。



デカールはMSMクリエイションの 1978 カナダGP仕様
を購入したのですがキットはこの仕様ではないので細部は
違っているところがあります。
また今回購入したデカールは硬めの素材なのか柔軟性に
欠け、曲面のややきつい箇所では割れが生じました。
そこは塗料でタッチアップしましたが新品のデカールでも
色々な事があるものだと痛感した次第。
タミヤのオプションのシートベルトAセットも入手してシート
周りもそれらしく仕上ました。



タミヤに限らずフェラーリものはカタログ落ちしているのが
多いと感じますが、もっと再販して欲しいのが願いです。




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