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カーティスP-40(キティホークIV) (イタレリ 1/48)
by 老人とプラモ
太平洋戦争で日本の戦闘機の餌食になった米軍戦闘機としてよく挙げられていたのがP-40ですが、小生自身は P-40が劣等戦闘機とは思えません。鹵獲機の調査では 旋回性能・上昇力は日本機に劣るものの、①日本機では操縦席の床がオイル漏れの飛沫でベタベタなのが当然であったのに比べてP-40では床がキレイ 、②機体が頑丈で急降下制限速度が高い との長所が挙げられています。これらは反復出撃の稼働率や 密集編隊の攻撃方法の採用などで威力を発揮するはずです。第二次大戦の初期は援英機としてトマホークの名前で約1000機、中期以降はキティ―ホークの名前で約4000機が送られています。これらのことから、そこそこ使える戦闘機と判定されていたと思います。
キティホークIVは米軍のP-40Nですが初期のロットのみが旧型キャノピーを継承しています。イタレリのキットは旧型・新型のキャノピーを選べるようになっています。
P-40といえば軽薄な小生は 機首のシャークティースとマダラ迷彩を是非やってみたいと思っていました。イタレリ社の塗装図で英軍112Sqn.の機体はシャークティースのキティホークIVで上面ダークグリーン一色です。一方、写真では英軍112Sqn.のキティホークIにはシャークティースとマダラ迷彩の写真があるので細かい話は蹴とばして112Sqn.、キティホークIV、シャークティース、マダラ迷彩で仕上げました。
キットの主翼前端は少し分厚すぎるようです。また英軍の黄色標識も幅太に見えます。
主脚の収納扉で前方内側に小扉があるのですが、最初その意味が分かりませんでした。実機の主脚回りの写真をよく見ると主脚内側に横方向を支えるリンクがありますが、これがキットでは省略されていました。このリンクを自作して追加してやると内側の小扉の意味が分かります。設計者は無意味な部品を作らないはずです。
考証には拘らないつもりでしたが、マダラ迷彩の暗い色は緑系より茶系の方が良かったかもしれません。
モーターでプロペラを回し、ASA800 高速シャッターでプロペラを写します。シャークティースのお陰で迫力倍増です。
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