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 ジョリー・ロジャース・ホーネッツ (プラッツ 1/144)

by Windy Wing 2013


 今回はアメリカ・ボーイング社F/A-18Fスーパー・ホーネットの人気ナンバーワン部隊である米国海軍第103戦闘攻撃飛行隊「ジョリー・ロジャース」からその所属機を2種ご紹介いたします。

<プラッツ 1/144 F/A-18Fスーパー・ホーネット/USSドワイト・D・アイゼンハワー艦載/VFA-103/CVW-7所属202号機>


本キットの元金型は1990年ごろのドラゴン社製ですが、正確な造型、克明なモールド、そして豊富な兵装など、その基本となるところは今なお、少しも色褪せてはおりません。残念ながら、その金型の経年劣化に伴い、現行のプラッツのキットでは部品の整合精度が若干低下している印象を受けますが、まずは1/144現用機プラモデルのひとつのお手本と申し上げてよろしいのではないでしょうか。そこで今回は、数多あるジョリー・ロジャース所属F/A-18Fスーパー・ホーネットのバリエーションの中から、この名キットを「MYKデザイン/アシタのデカール」を用いて2種類のロービジリティ仕様に仕上げてみました。



このMYKのデカールはご存知の通り、ことトリミングに関しては完全にストレス・フリーで、なぜ他のメーカーが広くこの方式を採用しないのか、いまだに不思議でなりません。確かに材質の関係で、どのようにコーティングしてもそのツヤを完全に消すことができないのは辛いところではありますが、60年代の米軍機などに対してはもっと応用されても良いアイテムではないか、とその今後に期待を寄せています。

<プラッツ 1/144 F/A-18Fスーパー・ホーネット/USSドワイト・D・アイゼンハワー艦載/
VFA-103/CVW-7所属214号機>


私は尾翼に「白くない骸骨」を描いたジョリー・ロジャース所属機はVF-84のF-14Aトムキャットだけだと思い込んでいたのですが、2007年ごろから基本地色に濃灰色の骸骨を逆転塗装したF/A-18E/Fも現れ始めたことをこのMYKのデカールによって初めて知りました。最近の米海軍機を観る機会を逸していたための不勉強にて、ここは反省することしきりです。



この「黒地/白骸骨」と「灰地/濃灰骸骨」の配色は同じ空母の部隊内でも混在しており、また必ずしも「黒地/白骸骨」が司令機などに限定されているわけでもなさそうです。単純に、機体を塗りなおすたびに低明度彩色に置き換えているだけのことかもしれませんが、ひとつの部隊で同時期に異なる塗装を施すのは、いかに伝統あるマーキングとはいえ、作戦遂行上、あまり好ましいことではないように思われます。

<MAVERICK>


このような写真を撮って遊んでいて「反省」も何もあったものではありませんが、およそ昨夏のモデラーの気分というのは、たいていがこんな感じだったのではないでしょうか。


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