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フルスクラッチビルド & ソリッドモデルの製作

DORNIER Do18 (ソリッドモデル 1/48 )

  by 安土 潤吉



(1) Do18 概要
Dornier Do18は1935年に初飛行した飛行艇です。ルフトハンザ向けの大西洋横断郵便飛行艇ですが、軍用型も開発され洋上偵察や海難救助任務に使用されました。パラソル式の主翼配置、串形に直列したエンジン、スポンソンなどDo J(ワール飛行艇)の形態を踏襲していますが、艇体は近代的に洗練されています。一方、主翼後半や尾翼の帆布張りやユンカース式のダブルウイング(エルロン)等、旧来のディテールも残っています。











模型はルフトハンザ仕様のZEPHIR号です。いつもの通り、機体は朴板の張り合わせを整形して作成しました。コクピット廻りはリン青銅板の外板とガラス(顕微鏡用のカバーガラス)とし窓と天窓は開状態としました。プロペラはアルミ板の削り出し。文字類は特注のインレタです。尾翼の国籍マークは1935年当時使用されていた三色旗としました。





(2)牽引車とドリー
Do18の展示台としてドリーと牽引車も制作しました。
牽引車は、タミヤのSS100&88mm砲セット(1/48)の牽引車をほぼストレート組み。ドリーは真鍮の棒材をもとにはんだ付けでフレームを作成しました。タイヤは88mm砲のトレーラーのタイヤを流用。実際にSS100がルフトハンザの牽引車として使用されたかはわかりませんが、まあ雰囲気ということで。塗装とマーキングも雰囲気です。





(3)完成 
Do18は胴体のリベットを省略したので割と早く(約7ヶ月)完成しました。ドリーと牽引車は5日間。この時期の飛行機は、洗練されすぎない部分に独特な魅力があるように感じました。














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