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特集 トヨタ

トヨタ 7 (オオタキ 1/24)

 by  田口博通 Hiromichi Taguchi



 トヨタ7のまともなプラモデルはオオタキの1/24キットしかなく、それもメーカーとともに絶版となって久しいキットです。今回思い切って完成させました。

箱絵


 上はオオタキの箱絵です。白地にきりっとした洒落たデザインとなっています。マーキングは日本グランプリ1969 に出走した5リッター474S型 川合選手の#5ブルーとなっています。この日本グランプリ1969 ではニッサンR382が1,2フィニッシュで圧勝し、トヨタグループはダイハツ、ヤマハも協力して総力を挙げて5台体制で望みましたが 力及ばず、川合選手が3位を獲得したのみに終わりました。


(製作)

 この時代のカープラモデルの標準はモーターライズなので、ギアメカが入っています。適合モーターが入手できなかったこともあり、泣く泣くモーターレスで組みました。


 下回りは簡単な板シャーシーに組み込んだギアボックスにカバーするようにエンジン部品を接着しますが、上からはそれらしく見えるようです。プラグ配線はブラックのコードを使いました。


キットデカールはさすがに黄ばんでいたので、スキャンして再製作しました。
一度はデカールと同じ配色で作り貼ってみたのですが、日本GPでの実車写真と違うことに気づきまして、数字は黒にし、トヨタ7とND、ダイハツとヤマハのマークも色をブルーに変更しました。

キットデカール


インクジェット用デカール用紙に再製作したデカール


 車体はホワイトの成型色です。彩度の高いホワイトと彩度の高いブルーを吹いて清潔感を強調しました。車体内部は艶消し黒で塗っておきます。





 新作したデカールを貼り、クリアーでコート後、組み立てます。キャノピー断面は反射防止のため忘れずに黒艶消しで塗っておきます。ヘッドライトやラジエーターグリルなどのメッキ部品もないので簡単に完成です。


(完成)



正味4日で完成。マーキングのすっきりさから見るとデカールを新作したのは大正解でした。
作らずに保存して冥土へのお供をしていただくのもよいのですが、プラモデルとして生を受けたものはこの世で成仏させてあげたいと思い直し完成させましたが、晴れやかな気分となりました。




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