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特集 グラマン

  F7F-3N タイガーキャット夜間戦闘機
 (モノグラム1/72改造)

  by 入江健次



 今回は、グラマン特集で、私の好きな米軍部隊のVMF-513夜間戦闘機隊”フライングナイトメア”のF7F-3Nを作らせていただきました。
以前F4U-5Nは作りましたので2機目のVMF-513所属機です。次はスカイナイトですね。



 夜間戦闘機”ナイトファイター”というとなんとなくおしゃれで恰好良く感じます。対空レーダーをつけてよく運用していたのは米軍なのかと思います。かの撃墜王、岩本徹三氏も空戦日記で、夜戦が出ると言われた沖縄方面の夜間偵察時に真っ暗な夜空に何かを感じて、急降下で米軍の夜戦を捲いたと書かれてました。
 F7F-3Nは朝鮮戦争時でレーダーも発達し、レーダー員も専任で複座になってます。
この機体は背中のラインや垂直尾翼などみるとやはりグラマンらしいデザインです。テーパーを切った主翼や水平尾翼も同様です。



 模型はF7F-3Nなど72では無く、昔々のアオシマのカラフルな箱絵のキットか、やっぱり昔のモノグラムのF7Fどちらかを改造と思ってましたけど、モノグラムを見つけたのでこれを改造しました。
 改造は機首の形を変更、レドームの形状にエポキシパテで、この時重りを一緒にいれました。形状がどうもつかみどころがなく苦労しました。
そして、レーダー員席を作って複座にしなくてはいけません。風防はダイソーで買ってきたエンビのクリアケースで絞りました。もっとも、操縦席も何もないので前後とも、シートも全部プラバンで作ります。



 この模型はとってもテールヘビーなので、前方にめっちゃ重りをいれます。今回はルアー釣り用のシンカーを使いましたが20グラムくらい入れたと思います。増槽タンクは時間の関係で無しにと思っていたのに重りが足りず尻もちをつくので、前に重りを詰め込んで取り付けるはめになりました。
 なんとも今回は苦労の連続で胴体もねじれていて、直そうと捻ったら以外にプラが硬くて割れてしまい仕上がりが汚くなってしまいました。作る前にプラの硬さを感じ取るのは大事だなと思いました。



 最後は塗装ですが、マーキングのWFと機番の8は下地を赤で塗装しておいてから、マスキングの細切りでロゴを作って貼っておき、半艶黒を吹き付けました。最後に国籍マークを手持ちのデカールから持ってきて完成です。とても恰好良く、上反角が強めの中翼で、アマゾンの肉食魚みたいなフォルムです、
私のコレクションにまた”魔女”が加えられてうれしいです。


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