Home  > Marder III M (旧版) (タミヤ 1/35)> 特集 35AFV>2023年6月号

特集 35AFV

Marder III M」(旧版) (タミヤ 1/35)

  by 老人とプラモ

 第二次大戦の開戦後2年3年とたつと、ドイツ軍はかつての勢いは衰え、連合軍の戦車の大群に圧倒されるようになりました。ドイツ軍の戦車不足を補うために早いうちから一線で使えなくなった軽戦車の車体に75mm前後の対戦車砲を搭載する車両を開発してきました。改装ベースのモト軽戦車のエンジンの位置(大抵は車体後部)を変更する、変更しない の選択で「開発時間」と「戦場での取り回し」がトレードオフになるのは仕方がありません。Marder III M型はエンジンの位置を車体後部から中央部に移し、操縦者はエンジンの前、戦闘室はエンジンの後ろ という配置で ある程度低いシルエットを実現でき、この種の車両では。最適化に近いのではないでしょうか。



箱絵に迷彩パターン似せようと試みましたが難しいです。 


気合の入ったポーズのフィギュアが付属しています。 


 戦闘室の前の横棒と後ろの二本の縦棒は天幕(対空迷彩/防寒用)を張るための支柱。


 砲周りのクローズアップは迫力がありますが実車の装甲厚さは15㎜とのことで、防御力はありません。キットはベルト型の履帯が付属していますが少し長めであったので履帯のたるみが表現できました。アンテナは付けていません。


 この角度から見ると、マーダーは、戦場に出て機動的に敵戦車を駆逐するのではなく、物陰に潜んで待ち伏せ攻撃に使う兵器であることが良くわかります。居場所が露見すると榴弾や機銃掃射などには耐えられそうにありません。


敵に向かって何発か撃ったら反撃される前に後退したと思います。携行弾数が27発と少ない事は想定される戦術に矛盾しないと思います。


  Home>Marder III M (旧版) (タミヤ 1/35)> 特集 35AFV>2023年6月号
Vol.178 2023 June.     www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /
                    editor Hiromichi Taguchi 田口博通 /無断転載を禁ず/リンクフリー
「webモデラーズ について」 「広告のご出稿について」

プラモデル模型製作特集2


TOTAL PAGE