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イスパノメッサーHA1112CIVILSHMITT
(ホビークラフト1/48)
by
クラキン
ホビークラフト1/48のイスパノメッサーHA1112CIVILSCHMITTです。
【実機について】
ドイツのBf109をスペインのイスパノ社がライセンス生産したものです。
エンジンはDB605をドイツからの供給を受けられなくなったために、イスパノ・スイザ12Z-17V V型12気筒エンジンを搭載しました。
最終型のHA1112は1600馬力のマーリン500/45エンジンを搭載したため、Bf109の機体にスピットファイアの機首を付けたようなスタイルになりました。
退役後も飛行可能な機体が残ったため、「撃墜王アフリカの星」、「空軍大戦略」、「メンフィス・ベル」、「タスキーギー・エアメン」、「ダンケルク」などの映画にBf109の代役として度々登場しています。
【キットについて】
ホビークラフトから発売された何種類かのイスパノメッサーのキットのうち、最終形のHA1112です。
1/48としてはパーツ数は少なく、ディテールもアッサリしていて、機体のモールドも主要な筋彫りだけでリベットなどは省略されています。
パイロットのフィギュアも付いていません。
デカールはスペイン空軍の物も用意されていて、それ用のパーツも入っています。
パーツの合いはまぁまぁ良い方です。
箱絵
【製作について】
映画「空軍大戦略」で登場する出撃準備をするシーンをできるだけ忠実に再現するように作りました。
映画に登場する機体は3枚ペラですが、キットには4枚ペラしか入っていないので、これを3枚ペラに改造する必要があり、これが一番の難関でした。
その他、排気管・機銃口の開口、操縦席への配管とシートベルト(ファインモールドのプラ製)の追加、主脚のブレーキパイプの追加を行ないました。
主翼正面と胴体の間に大きな段差ができるので、主翼側にプラ棒を入れて厚さを増して段差を無くしました。
パイロットと整備兵のフィギュアはドラゴンの独空軍地上員&パイロットのポーズ変更などの改造をして使いました。
2体のフィギュアのポーズ合わせに苦労しました。
デカールもキット付属の物とジャンクデカールの寄せ集めです。
塗装も映画に登場する機体を手本にして、この時期のドイツ空軍の標準的な塗装にしました。
同じ理由でウェザリングも控え目にして、墨入れと軽いウォシングだけです。
映画の出撃準備シーンを8割程度再現できたかと思い、ほぼ満足です。
製作期間は3週間足らず、正味の製作日数は7日程です。
出戻り後の通算193個目の完成です。
お手本にしたシーン
お手本にしたマーキング
キットは4枚ペラ
シートベルトの外出し
シートベルト追加
ドラゴン48 独空軍地上員&パイロット
パイロット
主脚ブレーキパイプ
主翼の厚み増し
整備兵
排気管開口
配管追加
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