　　ソッピースキャメル（1/32フルスクラッチ紙模型）

　　by TOSHI

　2021年の6月号に投稿した「ソッピースキャメルの1/32紙模型」を骨格模型として再製作しました。
厚手のコピー用紙を主な材料とし、副資材としてステンレス針金やアルミ線を使っています。
2年前に作った外被付きの機体と比べると少しは進歩したかと思っています。

　胴体左右のフレームをステンレス針金を芯にした厚手のコピー用紙で組みました。補強用の張線をこの段階で施しておきます。張線はボンドで固めた木綿糸を使っています。

WNWのHPを参考に胴体を組み上げています。紙製ですので細部はかなり省略しています。

ブロック毎に作って合体させていきます。下翼を胴体に取付けた状態です。

張線を施すことで模型でも剛性が保たれます。翼間支柱には0.55mmのステンレス針金を入れて上下翼に貫通させて固定しています。いつものようにプロペラは厚手のコピー用紙を積層したブロックから削り出しています。薄手のコピー用紙を化粧貼りすることで薄い縁が欠けることが防止できます。

ステンレス針金を芯にしていることもあって全体的に太目の骨格になってしまいました。金属やプラスチックの精密感には到底及びませんが4B鉛筆で描いたラフスケッチの雰囲気を目指しています。
1/32のフルスクラッチ紙模型を始めてから3年程経って27機が完成しました。1/12のエンジン紙模型も27作が完成し当初目標の各30作達成が見えてきました。

11月に複葉機の作品展が横浜で開催されます。

複葉機のみの作品展は珍しいかと思いますので是非お運びください。

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