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海上自衛隊イージス艦あたご (ハセガワ 1/450)

　　by 寿

　ホントは先月号の特集に間に合っていたんだけれど、別の船を二隻も出してしまったので先送りにしていた作品です。　

　１／４５０っていうのも中途半端なスケールだよなぁ。近いブツだとエレールの１/４００があるけれど、流石に同じスケールとは言い難いし、１/５００も似たようなもんだ。どちらかに寄せれば良かったのに。無理にマイノリティスケールに走らなくても良かったんじゃね？でも似たようなことはどの会社もやってはいる。自社企画の縮尺に拘っても市場から取り残されるだけのよーな気が・・・・同じスケールなら色んな種類の艦を並べられるのに。
　そう思うのはモデラーの我が儘なんでございましょうかね。　

　寸法は兎も角キットは素晴らしいです。作りやすく適度な精密性と省略のメリハリが利いてて、完成が近付くにつれてどんどん楽しくなります。完成すればなお素晴らしい。コレクション性と精密模型を作る充実感を充分に満足させてくれるキットです。　

　去年は「いせ」の姉妹艦「ひゅうが」が出てますね。出来れば海自だけでもいいから、売れ線どころは一通り網羅していただきたいでありますですよ。大戦期の船ってもう最近は頭打ちの状態だし、旧日本海軍はもうお腹いっぱいだし・・・・

（女性自衛官シリーズを復活させたらまたイケるんじゃないかしら？）

製作の詳細

(写真1)なかなかお手頃な大きさで思わず買ってしまった、１／４５０のあたご。実はコレ２０１５年の写真です。つまりお手付き状態で９年間放置プレイしてたということなのですね。いや～いつの間にこんな時間が経っちゃったんだろ。時の流れというものは早いものです。買った時にはサクッと仕上げるつもりだったんだけどなぁ。

(写真2) 艦橋マストも素のままのパーツを組んだだけ。細部まで結構イイ出来であります。これ以上細かかったら見えないからこの程度で充分。エッチングは不要だね。見えないパーツは要らないパーツなのであります。

(写真3) この辺りから制作再開した途中経過写真ですね。取敢えずラダーやスタブフィンくっつけて筆塗りで艦底色をだーっと塗っとく。デカいから塗りでがあるのう。

(写真4) 船体上部はベースシャドウを兼ねてブラックグレーをぷー。

(写真5) 舷側を指定色より一階層明るいグレーで塗ってまいりま～す。下地に暗い色塗ってるから明るめにしないと暗くなりすぎちゃうのよ。端から指定色塗るとベタ塗りになっちゃうし、この方が明度のコントロールもし易いしね。

(写真6) 舷側塗ったら取敢えずマスキングして、小物パーツをチマチマくっつけてまいります。船はこの時間が一番長いよなぁ～。ヒコーキだったら足回りくらいなんで耐えられるけれど、船のチマチマ攻撃はモデラーの忍耐力を試されているような気がする。一日で使える集中力には限りがあるし（若い頃には考えられなかった）、艦船モデラーはスゲーなぁと思う一時であります。

(写真7) 小物付け終わって上面色塗ってスミ入れ開始であります。うーん、小汚い。この瞬間はどの種類のプラモも一緒じゃね。なまじ色が乗っているので更にきちゃなく見える。

(写真8) 細部塗ってデカール貼ってトップコート吹いたら完成。思った以上にさくさく作れて良かった。っていうか、コレだけスムースに出来るんなら９年も放置すんなって話なんですけれど、ソレはソレ。完成すれば全て良し、なのです。完成品は正義なのであります。
　１／３５０はデカ過ぎだけどコレだと１／７００じゃあ小さすぎるというお方にピッタシ。実にお手頃、程よい大きさ。作り込んで良し、ストレートに組んで良し。モデラー心をくすぐりまくります。
　１／４５０シリーズは現在、完全に忘れられた存在なのですが再開はあり得ないのでしょうか。
　個人的にはイギリスやフランスの現用空母群が欲しいのですけれども～（大戦中のフランス重巡なら尚更オッケー。ブリキ細工と揶揄されたデュケーヌ級とか）

(おまけ)
フルハルならやっぱりラダーとスクリューは見ておきたいよね。

(おまけ) 箱のレタリング部分を切り抜いて銘板にしてみました。船はやっぱ銘板欲しいよね。

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