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特集 日本海軍機

零戦五二型 (ハセガワ 1/48)

  by 老人とプラモ

 五二型は 衰えてきた零戦の神通力の回復を期して1943年8月から生産された改良型。三二型の翼端を丸く整形、推力式単排気管、20㎜機関砲を長銃身の型に換装というのが外観上の特徴です。



   小生の場合は製作技術が未熟なうちに はやる気持ちで有名機に取り掛かっているので、振り返ると有名機ほど不満な部分が散見されます。ハセガワの五二型はプラモ出戻り以来3機目の零戦でまだまだ至りませんがあえてお目にかけます。塗装はレイテ海戦(1944年10月)での空母瑞鶴の搭載機です。この頃になると日の丸の白縁を細くしたり緑で塗りつぶしたり、翼前端の黄帯を細くする、など戦いの苛烈さが反映されています。プラモのほうは数年前に完成させたのですがデカールの一部が剥がれ落ちて補修してあります。

 真横・真後ろから見ると胴体後半の輪郭線は綺麗な紡錘型を描いて尾灯に集結しています。設計者のコダワリが偲ばれます。





 モーターを内蔵してプロペラを回すと出撃です。
つづいて離陸。





 レイテ海戦当時、米軍の進攻時期が日本の予想より早く、瑞鶴の戦闘機隊はナント着艦訓練が未成であったので敵を攻撃後は空母に戻らずフィリピンの陸上基地を目指した、と戦記などには記されています。この機体は陸上基地にたどり着けたのでしょうか?実際の戦史を思う傍ら、この角度で眺めるとホントに軽快で美しい機体であったと思います。




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