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(Photo) SAAB 35 in Finland

by  コルディッツ
博物館実機写真

 ハセガワ1/48のキットで今一番欲しいのは、サーブ35ドラケン
です。価格的には何とかなりますが、今そこにある「積みプラ」
を減らさないと、箱の置き場すらないので、実機の写真整理で
入手は我慢しています。その写真の中に、また未投稿のドラケン
がいましたので、投稿させて頂きます。
※ 記事の博物館はフィンランド語で Suomen Ilmavoimamuseo と
表記され、同博物館ホームページの英語は Finnish Air Force
Museumと表記されていました。そこで以降はフィンランド空軍
博物館と表記させて頂きます。

 SAAB J-35F DK-233 2018年7月撮影
 フィンランド空軍博物館(ティッカコスキ)にて



 操縦席のシートに座ることもできます。 




操縦席から計器盤を拝観しました。アナログ式の計器盤には、
懐かしい気持ちにさせられます。



 SAAB 35S(SAAB 35XS) DK-223 & RM6B  

RM6Bはスウェーデンで生産されたロールス・ロイス エイボン
Mk.48ターボジェットエンジンで、サーブ35に搭載されました。
アフターバナーはスウェーデンで設計されています。

 サーブ35XSはフィンランド向けの輸出型を意味し、Xが輸出品、
Sはスオミ(Suomi)で、スオミはフィンランド語での国名です。
機体は全天候迎撃機型のF型で、スウェーデンから24機購入し、
フィンランドのヴァルメット社で12機ライセンス生産された模様
です。固定武装は英国製アデン30mm機関砲1門を装備。



フィンランド空軍のサーブ35のユニークな点は、空対空兵装を
西側のミサイルも東側のミサイルも懸架できることかと。
 写真の35S(J-35F)が前方に懸架するのは、ソ連製R-13M 空対空
ミサイルです。とは言え、R-13MはR-3「アトール」の発展型です
から、元は米国製AIM-9Bサイドワインダーに行き着きます。
 主翼に懸架するのはスウェーデン製RB27S空対空ミサイルで、
米国製AIM-26B通常弾頭搭載型ミサイル ファルコンのライセンス
製品です。
 
RB27S空対空ミサイル(AIM-26Bファルコン)


 RB27S空対空ミサイル(AIM-26Bファルコン)と並んでいたのは
スウェーデン製8S空対空ミサイル。米国製AIM-4Dファルコンを、
スウェーデンがライセンス生産したミサイルです。サーブ35Sは
展示のアトール(サイドワインダー)と二種のファルコンを装備
できます。 


 SAAB J-35F DK-241


右主脚と収容庫。                


尾輪  


SAAB J-35F 35484/55
マルメ博物館にて             2000年代 


サーブ35はスウェーデンの国情に対応して開発され、1955年に初飛行し、1974年までに651機(他の資料では615機)生産され、2005年まで運用されました。母国スウェーデン、フィンランド、デンマーク、オーストリアで採用されました。本機の海外への販売成功が、現在のサーブ39グリペンの輸出成功の礎になった様に思います。                   


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