Home  >  トップガン・マーベリック・ローグネーション(ピットロード&ドラゴン 1/144)>特集 SF・アニメの乗り物>2024年5月号

特集 SF・アニメの乗り物

  トップガン・マーベリック・ローグネーション(ピットロード&ドラゴン 1/144)

  by  Windy Wing 2013

【ネタばれ注意!】本稿は劇映画「トップガン・マーベリック」の内容に関わる記述があります。


<ピットロード 1/144(改) ローグネーション『第5世代戦闘機』>



お断りしておきますが、本稿は『第5世代戦闘機』がいとも簡単にE-2Cのレーダー警戒網に引っかかってしまったり、『第5世代戦闘機』が格段の理由もなく一般機相手にまっこう空中戦を挑んでみたり、可変ノズルを装備しない『F-14』が翼を広げるだけでコブラ機動できたり、という、我々が住むこの世界とはまったく次元の異なる物理法則や戦術理論が支配する空間で繰り広げられるSF(スカイ・ファンタジー)です。したがって、ここに登場する航空機などは現在の地球上の国家・組織のそれらと一切関係がなく、万が一、何か関連を想起させる場面があったとしても、それはただの偶発的事象に過ぎません。



まずローグネーションの『第5世代戦闘機』はピットロード社製のキットの中からなるべく似ているものを選んで改造製作いたしました。このピットロードといえば艦船模型の会社、というのが私の印象だったのですが、今回初めて同社のキットを製作して、その部品の整合性については、パーツの合わせ目がモールドより細くなるところさえあり、普段1/700の製品を作っている会社の1/144キットとは、かくも精度高きものであるか、と妙な感心をさせられたものです。なお、マーキングについてはデフモデル社の<1/144 F/A-18E/Fデカールセット No.6トップガン2022>の「おまけ」で付いていたローグネーション用の国籍マーク類を使用しましたが、毎度のことながら、韓国系デカールの使い良さには言葉にできぬ快感を覚えます。


<ドラゴン 1/144(改) ローグネーション『F-14』>



一方、追いかけ回される方のローグネーション『F-14』は、1/144でレベルやトランペッターなどの優秀なキットを作るのに飽きてしまい、今回は初めてドラゴン社製のものに挑戦してみました。この製品はドラゴン社の黎明期のもので、野太いモールドやガタガタのキャノピーなど、今となってはまともに相手にすべきキットではありません。しかしながら、完成した全体形にはいかにもそれらしいアウトラインを見せる点、後に数々の名作を産み出す同社の片鱗をほのかに感じることはできます。また、こちらのマーキングについてもデフモデル社のデカールセットを使用しましたが、いずれもしょせんは「おまけ」なので、詳しい貼付位置などは他の資料を参考にしなければならないことを附記しておきます。



劇映画「トップガン・マーベリック」の好評をうけて、はやくも第3作の企画が立ち上がった、との噂も聞こえてまいりました。かかる何でもありの世界観の中にあっては、おし寄せる『殲-20』の群がクルビット機動する『F-35B』にばったばったと叩き落とされるシーンを是非とも拝見したいものであります。  



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