Home > (Photo) Fairey Gannet<博物館実機写真<2024年6月号

 

(Photo) Fairey Gannet

by  コルディッツ
博物館実機写真

 フェアリー・ガネットはイギリス海軍航空隊の艦上対潜哨戒機として開発され、1949年に初飛行し、翌年に空母イラストリアスで着艦試験を行ないました。乗員を操縦士1名、観測員1名の複座から、観測員を1名増員した3座に変更されて、1953年から生産を開始し、対潜哨戒機型AS.1が183機、その練習機型T.2が37機(+AS.1からの改造1機)、AS.4が74機(+AS.1からの改造1機)、 その練習機型T.5が8機(+T.2からの改造3機)が生産されました。
 1958年には早期警戒機型のAEW.3が初飛行し、44機生産されているので、試作型TyprQの3機を加えると合計349機が生産されています。(生産機数については資料により違いが出ています)
 イギリス海軍の他に西ドイツ、オーストラリア、インドネシア
に輸出され、海軍航空隊で運用されました。
※ 本稿は博物館の標示、「世界の軍用機図鑑」(コスミック
出版)、Wikipediaを参照しました。

 Fairey Gannet ECM.6  XG797
帝国戦争博物館ダックスフォードにて  上 2008年7月撮影


 ECM.6は電子妨害機で、AS.4から9機が改造されています。
 Z字型の折り畳み翼には惹かれます。  下 2013年7月撮影 


 Fairey Gannet AEW.3  XA503
艦隊航空博物館(ヨービルトン)にて    2004年1月撮影

 早期警戒機の巨大なレドームに仰天しました。2016年の再訪時には、何故か展示が見当たらず、残念でした。

 Fairey Gannet COD.4  XA466
艦隊航空博物館(ヨービルトン)にて    2016年4月撮影

  COD.4は艦上輸送機で、AS.4から6機が改造されています。


 Fairey Gannet AS.4  UA-112
技術博物館(シュパイアー)にて      2020年2月撮影  


   西ドイツ海軍はガネットAS.4 対潜哨戒機型15機、その練習機型
T.5を1機、1958年から導入し、1966年まで運用しました。


 Fairey Gannet AS.4  UA-110
ドイツ空軍博物館物館(ガトウ)にて      2022年5月撮影  


 エンジンはアームストロング・シドレー社開発のダブルマンバ・
ターボプロップで、2,950hp(後に3,145hp)を出力します。


 ダブルマンバはマンバエンジンを2基結合させ、機首左右に
並列で配置され、各々が二重反転プロペラの片方を駆動します。
 そのため片方のエンジンを停止して、二重反転プロペラの片方
を止めても、プロペラは同軸上にあるため、飛行に支障は出ない
仕組みになっています。  


   Fairey Gannet AS.1  XG789       2023年9月撮影
オーストラリア国産機博物館物館(モーラビアン)にて 


   オーストラリアは36機のAS.1を購入し、海軍航空隊が運用しま
した。展示機は空母メルボルンに搭載された機体です。
 上:前輪 下:右主脚




 着艦フック


 機首。ガネットは「世界でもっとも醜い航空機」と評される事
がありますが、機首を見ていると、適切な表現に思えました。 



Home >(Photo) Fairey Gannet<博物館実機写真<2024年6月号
Vol.190  2024 June.    www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /
                 editor Hiromichi Taguchi 田口博通 /無断転載を禁ず  リンクフリー

「webモデラーズ について」 「広告のご出稿について」


プラモデル模型資料記事


TOTAL PAGE