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　ヨシムラスズキGSX-R750鈴鹿8耐仕様 (フジミ1/12)

　 by アールツーMt.

1．実車について

1986年の鈴鹿8時間耐久レースにおいて3位となったマシン。
ライダーは辻本聡とケビンシュワンツ。予選6位のスタートから平やKロバーツなどの強豪がリタイヤするなかじわじわ順位を上げ、最終的に見事に表彰台を獲得した。
赤／ガンメタリックに塗り分けたハーフカウルとブルーのヘッドライトが特徴。　

2．キットについて

　非常に細部にまでモデル化されていて、メーカーの意気込みが感じられる良品キットと思います。
具体的にはフレーム各部の溶接跡やハンドル／レバー、ステップチェンにペダルのリンク等が精緻に再現されている。
バッテリーは銘板までデカールで用意してある。
タンクとシートに「ヨシムラ」の文字が凹みで再現されている。
ハーフカウルの固定は実車と同じ（と思われる）ようにエンジンヘッド部分から突き出した突起部に引っかけるようにしてある。

3．製作について

　組立はほぼ説明書通りに進めたが、追加作業としては、
　1）ブレーキディスクプレートの穴をピンバイスで貫通させた。
　2）燃料タンクのエア抜き用パイプ追加。
　3）マフラー位置が箱絵や実車写真に比べ下に下がり過ぎていたため、リアカウルからのステーを短く切って修正した。

塗装に関しては
　4）赤とガンメタルのツートーン塗り分けは箱絵や実車の写真を頼りにエイヤでマスキングして仕上げたが割とうまくできたと自己満足している。
　5）ゼッケン下地の黒はデカールも用意されていたが筆塗り塗装で再現した。　

6）メインフレームついては、実車はクロームメッキ仕上げでピカピカに仕上げてあるが、これを再現するのにミラーフィニッシュを貼りまくるのは困難と判断し、手持ちの中で一番輝きそうなシルバーリーフでのスプレー塗装にて妥協した。

7）レバー類やハンドルグリップ、ステップ周りの部品は細いので折損しないように特に注意しながら組み立てたが、幸い今回は折らずに最後まで辿りつくことができた。

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