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特集 温故知新

GODZILLA 1954 & GODZILLA 1962 (海洋堂 1/250)

by 五六式(TYPE-56)
     

 「ゴジラ映画の新作”ゴジラ−1.0”と”ゴジラxコング 新たなる帝国”を温故知新!」ということで,初代ゴジラ(1954)と”キングコング対ゴジラ(1962)”版,通称キンゴジを作りました。

<ゴジラ(1954)>


 本多猪四郎・円谷英二コンビの手による特撮映画の金字塔。

 太平洋上の孤島,大戸島の近海でひっそりと棲息していた古代生物が,核実験の影響で巨大化してしまう。この巨大生物は,大戸島の集落を壊滅させた後、東京に上陸,第二次大戦後やっと復興しかけた東京に甚大な被害を与えた。
 この巨大生物を大戸島の伝説に基づき,ゴジラと呼称して,被害の拡大を防ぐための対策が検討されたが,核爆発の下でも死滅しないゴジラを他の近代兵器で打倒することは不可能であると思われた・・・。

<キングコング対ゴジラ(1962)>


 “ゴジラ(1954)”,”ゴジラの逆襲(1955)”に続くゴジラシリーズ第3作にして東宝創立30周年記念映画。

 TV番組”世界脅威シリーズ”の視聴率低迷を打開するために,目玉企画として南海の孤島に棲息するという巨大なる魔神を取材するという案が採り上げられた。

 そのころ,北極海で氷山に閉じ込められていたゴジラが覚醒,原子力潜水艦を襲い,近くにあった軍事基地を壊滅させた後,ベーリング海峡から南へ向かった。

 ファロ島にたどり着いたTVクルー達は,巨大なる魔神と遭遇,島に伝わる眠り薬を大量に摂取して昏倒した魔神(キングコング)を筏に乗せて貨物船で曳航し日本に連れ帰ろうとする・・・。洋上で眠り薬の効き目が切れたキングコングは,筏を破壊して泳いで日本を目指した。

 ゴジラとキングコングは,日本本土に上陸し,お互いに引き合うかのように那須高原を目指した。

<キットについて>

     

 1990年代に歴代ゴジラを再現した酒井祐司氏の原型モデルが,ソフトビニールキットとなって次々に発売されました。それぞれの全高を20cmとしたため,初代のゴジラなど(全高50m)は,1/250スケールとして統一されていましたが,1984年版のゴジラ以降からは,設定全高が80m→100m→・・・とインフレ状態となりスケールの統一は困難となっていきました・・・涙・・・。
 これらのソフビモデルの定価は,¥3605(消費税3%の時代だ!)でしたが,2016年に復刻されたときには,定価で約2倍になっていました。気長に待てば,また再販があるかもしれないので皆様,プレミア付きの中古キットにはくれぐれも手を出されませんように。

部品の数は,GODZILLA 1954 が42 で,GODZILLA 1962が33です。

<製作>

 還暦を越えてかなり経ち,モデラーとしての余命もそうは永くない五六式,ここは出し惜しみ無く在庫のキット(酒井氏のゴジラだけで8個もあった・・・汗・・・。)をどんどん平らげていくことにしました。



 まず,キットをバケツに放り込み,お湯を注いでゆがみの矯正。次に離型剤落としをスプレーしてキット表面の離型剤を除去。更に中性洗剤で表面の汚れ落としをして再びお湯につけ下準備を終えます。

 今回は,初代とキンゴジですが,パーツの色がちょっと違っているので一緒くたに作業してもパーツが混ざってしまう危険はありません。

 背びれのパーツは,間違って接着してしまうとまずきれいに外せないので組み立て説明図をよく見て慎重に作業する必要があります。

 間着により可動部を設定することが出来そうですが,全体のデッサンが崩れるのでいらぬ色気は出さないようにします。

 ソフビキットに気泡はつきものですが,それらの処理はほどほどに。ソフト99のプラサフ(ソフトビニールから少しずつ出てくる溶剤の成分の影響を受けにくいです。)を厚めにふいてやると小さい気泡は埋まってしまいます。

 それよりも,パーツのつなぎ目のギャップをなくすことに力を注ぎました。下顎は,最後の方まで別々に塗装まで進めて,本体に接着後ギャップを埋めて塗装のはがれや傷みをリタッチしました。下顎の継ぎ目のところは,もともとしわが出来るところなのでこの作業は,あまり難しくありません。


  1〜2mmほどのギャップがあります。

 100円ショップで購入した瞬間接着剤用のへら。↓

関係ないところについてしまったゼリー状瞬間接着剤を簡単にすくい取ることができ,何千円もする高価なものよりはるかに使いやすい優れものです。


ギャップがいとも簡単に埋まります。 

 初代は,ラテックスに墨を塗って基本塗装としたというのでモノクロ(セピア調)で,キンゴジは,マルサンの最初のゴジラキットの箱写真が緑色っぽかったのでそれに敬意を払ってダークグリーン系で塗装しました。

<完成>



 〇 初代  (・・・初代を名乗って良いのはプリキュアだけだ!)


写真を撮るとき,気をつけないとパースがついてしまうので難儀しました。



 当時の映画に合わせてモノクロにしました。

 海洋堂のキットは,写真で見るよりも実物を見た方が格段に良いことが多いのですが,今回作ったキットもそうでした。

 酒井祐司氏,恐るべし!!



「もうすぐ、もうすぐ、お父ちゃまのところへ行けるのよ」・・・ここで五六式は,泣きました。

 でも,ポップコーンを食い散らかしながら映画を観て,このシーンで爆笑するような野蛮人がいることも悲しい現実。世界平和は,遠い。

 〇 キンゴジ  (語感がキン消しに似ているからこの呼び名は嫌い。)


 核爆発にも耐えた怪物が,複葉機の機関銃掃射ごときで退治されたお猿に負けるわけが無いっ!



  見る角度によって印象がころころ変わるのがキンゴジの魅力。



   あと,海洋堂のソフビゴジラが6体,そのうち,2体は行方不明。置いておくところも確保できていない・・・どうする,五六式・・・。

おまけ


  「やんのかぁ?がるるるる・・・」

「やれんのかぁ?ぐるるるる・・・」



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