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(Photo) 8.8cm対空砲

by  コルディッツ
博物館実機写真

 ドイツ軍の誇る8.8cm対空砲は、1928年に開発されたFlak 18 に始まります。Flakは高射砲を意味し、18は1918年に生産開始又は部隊配備をしたことを表しますが、この年数は第一次世界大戦中に生産を開始したように隠蔽し、ヴェルサイユ条約に規定された兵器の新規開発禁止条項に抵触しないためのフェイクでした。
 実際の開発は、第一次大戦敗北後にクルップ社の設計チームが、クルップ社が株主であるスウェーデンのボフォース社に赴いて、共同で60口径7.5cm対空砲を開発したことに始まります。クルップ 社はこの対空砲をベースに、ドイツ軍独自の8.8cm対空砲の開発に成功したものです。Flak 18はスペイン内戦での実戦を経て、Flak36/37に発展し、第二次世界大戦で対空戦と対戦車戦に投入され、連合国軍の空軍兵や戦車兵から恐れられました。
※ 本稿は博物館の標示とWikipediaを参照しました。

   8.8cm (3.5 inch) Flak 36
 帝国戦争博物館(ロンドン)にて       2008年7月撮影


 私が初めて見た8.8cm対空砲の現物です。同じ体験をされた方々も多いかと思います。ホールに展示されていましたが、改装後はホールを囲う回廊に移動しています。なお日本語版資料には本砲をFlak 18とする物もありますが、博物館の標示はFlak 36でしたので、博物館の表記に従いました。 2016年4月撮影


 Flak 88mm
 ドイツ戦車博物館(ムンスター)にて    2012年11月撮影


 折角タイトルを8.8cmとして開発国のドイツの表記に合わせた
積もりでしたが、まさかドイツの博物館がFlak 88mmと表記して
いたとは! 


   Flak 88
 戦車博物館(ソミュール)にて        2016年8月撮影


フランスの表記はFlak 88なので、88mm対空砲の意味かと。
 見事な三色迷彩の8.8cm対空砲を、ドイツ軍戦車(うち数輌はフランス製の車体)が取り囲む構図は、ワクワクしました。




   細かい所まで塗り分けられ、博物館のフランス人が手を入れて
いるにしても、ドイツ人の几帳面さを感じました。




 砲手席は塗り分けられていないのは発見でした。  


Flak 88mm 2004年10月撮影
 スペイン空軍博物館(クワトロ・ビエントス)にて


本砲の表示は見つかりませんでしたが、88mm砲として認識しま
した。第二次世界大戦中、スペインはナチス・ドイツよりの国家
と見なされ、ドイツより内戦時から軍事援助を受けています。
 しかし東部戦線に義勇兵部隊を派遣し、情報戦に協力する程度
に止め、中立国として第二次大戦を乗り切りました。  




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