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イギリス初期ジェット機シリーズ その16
by
Nobunaga
A.W.ミーティアNF.Mk.14(ソード1/48)
天狗のお面のような長い鼻が自慢です(2)
第二次世界大戦でイギリス空軍はドイツ空軍との熾烈な電子戦に競り勝ったが戦後も2年、3年たつと政権交代や財政難などで新規開発もままならなくなった。最先端を誇ったレーダーさえもアメリカに追い抜かれてしまった。
NF.11から始まる夜間戦闘機は全てアメリカ製のレーダーを搭載することとなった。NF.14は100機生産され役目を終えると練習機や標的機などに改造され余生を送ることになった。
キットについて
24年1月号に掲載していただいたマッチボックス1/72のNF14は、蚊トンボの様に胴体が細くてなんとも納得できないキットでした。そこで急遽ソードの1/48を購入した次第です。
ソードは数種類の機種を出しているので購入した人も多いと思います。
キットは簡易インジェクションで組み辛いところもあり製作に躊躇している人もいると思います。このNF14も隙間や段差が多く、修正、修正でなんとか仕上げました。
ソードさんが一番見て欲しかったのはコックピットの造作でしょうか。操縦席のメーターや機器類やサイドコンソール、後席のレーダーなど細かく浮き上がっていてドライブラシでなぞると精密なコックピットに仕上がります。が、良かったのはここまで!
組み込もうとすると機器類が干渉して胴体は合わさりません。バキバキバキッとカットしまくって、床板まで切断してなんとか組み込みができました。幸いコックピットは真っ黒塗装なので分かりません。何もなかったことにしましょう。
エンジンカウリングはパテの隙間埋めと段差解消が一仕事です。主脚は丁寧に処理をすれば問題はありません。ミーティアの主脚はF.1からほとんど変わっていません。今まで1/72と1/48何機か作りましたが主脚はほぼ同じ様です。X字型のロッドはメーカーによって少しずつ長さや形状が違っています。このキットの主脚ロッドは短すぎる気がします。下面は見えないのでいいんですけど。
長い鼻が強調されています。
コックピットとレーダー手席の造作は見事です。
エジェクションシートはまだ装備してません。エンジンカウリングには消えかかっていたリベットを深めに打ちました。
デカールは発色、剥がれ、吸着は良いです。しかし、垂直尾翼の三色旗は大きすぎてはみ出してしまいます。各色1ミリずつカットしました。ラウンデルや機番などもいささか大きいです。
参考資料:ヴァリアント出版 The Gloster/A/W. Meteorその他インターネットによる実機写真等
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