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　　ハインケル He111P　（ハセガワ 1/72 ）

　 by RYUJI

　バトルオブブリテンと言えば歴史上のことより「空軍大戦略」の映画を
真っ先に思い出します。
中学生の時に観たこの映画、勇壮なマーチが流れるオープニングで
ドイツ軍元帥が航空艦隊を閲兵するシーン、そのずらりと並べられた
爆撃機群を見て度肝を抜かれました。
「全部、本物じゃん … 」監督のこの映画にかける熱意を感じました。
空中戦でも本物の飛行機が乱舞するのに圧倒されます。
また戦闘機の護衛無しで出撃した爆撃隊がスピットファイアに次々
撃墜されるシーンでは「これが実際の戦争か …」と悲惨さに感じいる
ものがありました。このプラモを作って分かりましたがＨｅ111の対空
防御は貧弱でスピットファイアにとってはカモ同然だったのでしょう。

実際に撮影に使用されたのはウィキペディアによるとCASA2．111と
いうスペインでライセンス生産されたものです。
しかし、よくあれだけの飛行機をそろえたものと今でも感嘆します。

キットはボックスアートも内容も大変素晴らしいものです。
特に機首のクリヤパーツは透明度、組みやすさ文句なしの出来。
機体の凹ラインもシャープで各部の組付けも良好で塗装に
腕をふるいたくなるキットです。

機首部など手間のかかるマスキングは市販のシールを購入、その他
塗装はインスト通りに仕上げ、クレオスのマルチブラックでスミ入れ
すればハインケルの完成です。

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