Do 217爆撃機から派生した夜間戦闘機です。機首は爆撃型の透明風防を廃して、20㎜機関砲×4、7.92㎜機関銃×4の重武装です。同時に外観上の大きな特徴である索敵レーダーのアンテナ(細部の素子は省略されている)が装備されています。大きさからして1943年ごろのFug 202 B/C のようです。
Do 217の夜戦型は、もとの機体の機動性能が鈍く戦闘機としては不評であったそうでN型の生産機数は1943-44年にかけて約150機と推定されています。実機の塗装が確認できる写真も少なく、イタレリのキット(初出1979年ごろ)の塗装例(3c+IP)も不明部分が多いので、塗装の考証はナシとして作りました。実機の写真を調べてると尾翼のハーケンクロイツが描かれていない機体も散見されるようです)。