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He 111P/H "KG 55" (ハセガワ 1/72)
by 老人とプラモ
WW-IIでドイツ空軍の爆撃機として活躍したHe 111は初飛行が1935年です。その機体の特徴は何といっても、設計者が楕円翼の理想的な構成による空力特性の実現を求めたことである思います。最初、小生はHe 111 が楕円翼であることを理解できなかったのですが、左右のエンジンナセルを独立した楕円翼の単発機とみると 2つの単発機が胴体を挟んで結合されたように理解できます(He 111F型以降は楕円翼の一部が直線化されています)。(en.wikipediaを参照しています)
ハセガワの表題のキットはP型/H型のうちP型を選んで製作しました。He 111の外観のイメージに結び付いた 段差のないガラス張り機首 はP型からの採用です。
機首の銃座は操縦者の視界確保のため右寄りに配置されています、これもP型以降のHe 111のユニークな特徴です。写真では撮影時のリング型の蛍光灯が機首機銃の上に写り込んでしまいました。
キットに入っている第55爆撃団のデカールでは左側の胴体と方向舵の両面にコウモリ傘を持った人物が描かれています。この頃はまだドイツ側に気持ちの上で余裕があったようです。
キットのキャノピー部品は単品では透明度良好に見えたのですが、機首に組み上げてみると結構ひずんでいます。
He 111はドイツに緒戦の勝利をもたらした優秀な機材でしたが、後上方の防御に旋回機銃一挺 というのは(他のドイツの爆撃機も同様)防御力をマジメに検討していないと言わざるを得ません。He 111の脆弱性がバトルオブブリテンにおけるドイツ敗北の一因でもあり、その後の戦局に重大な影響を与えたと思います。この角度から見ると美しいんですけど、、、。
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