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特集 タミヤ

愛知航空機 海軍特殊攻撃機 M6A1「晴嵐」 (タミヤ 1/48)

  by nananiya72 鏡の中の蜃気楼

いわゆる潜水空母 伊-400型への搭載を目的に開発された水上攻撃機「晴嵐」です。



正式には「試製晴嵐」となっているようですが、以下「晴嵐」といたします。
当初は「彗星」の水上機版の改設計で検討されましたが、結局新規設計となったようです。
「零戦」50機分ほど(10機分との説も有)のコストとか言われるほど、凝った作りだったようで、さらに、エンジンがあのエンジンだったものですから、生産性や稼働率はご想像のとおりとなりました。



そんな状況ですので、機数もそろわず、故障も多かったため、乗員の訓練は「零式小型水偵」や「瑞雲」を使ったと云われているようです。



タミヤの「晴嵐」は発売直後に一度製作していますが、その時に比べて合わない部分が多くなっているような、気がしますが・・・・気のせい??? たしかに箱絵は変更されていました。
胴体の合わせや、フロートの主翼への取り付けには、前回した覚えのない苦労をしています。
一番苦労したのがこの台車で、特にすのこ状の板部分・・・・エナメルとラッカーの使い分けが必要で2回ほど塗装を洗い流してやり直していますが、なにが気に入らなかったのかは、忘却のかなた・・・



ギモンだった、左舷胴体の疑惑の貫通孔は塞いでいますが、全体的には田宮クオリティですので、気を付けて仮組しておけば、問題なく仕上がります。





水上機キットにありがちな、フロートのボリューム不足が言われていますが、低いアングルからのあおり気味の当時画像が根拠のようですので、あまり気にしていません。   
なにしろ、スミソニアンの実機を測定しているはずですから、正確無比であると信じています。





敗戦後に接収された伊-401潜では、事前に「晴嵐」はすべて射出投棄されていますが、これは=☆=付き、銀塗装だったといわれる「晴嵐」の証拠隠滅だったのでしょうか・・・・。


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