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F-4B ファントムⅡ(ハセガワ 1/48)
by ヒサマロ
どうもヒサマロです。今回はハセガワのF-4B ファントムⅡ(1/48)を製作してみました。確か1982年ごろにF-4Jが発売され、そのすぐ後にこのB型が発売されたと記憶しております。もう40年以上も前の話なんですね。その後アカデミーからB型が発売されるまでずっとハセガワの独占状態でしたね。残念ながらモールドは浮彫なのですが今回はそのまま手を付けずにサクッと素組いたしました。
まずはお約束のコクピットから作っていきます。エジェクションシートは5分割されておりなかなか良いスタイルです。丁寧に塗り分けておき、3分割されたアヴィエイターも2体用意されていますのでこちらも塗装後シートに接着します。今回はベトナム戦争が激化している時期なのでスーツは迷彩柄で塗装してみました。
計器盤はデカールは用意されていないのでモールドに沿って丁寧に塗り分けしました。ただ一つ手を入れたのが後席右側には空中受油装置が収納されている関係で計器類はありませんので私はライトタンで塗ったプラ板を貼って塞いでおきました。コクピット床にフットペダル、操縦桿、仕切板、計器盤、シートとパイロットを接着したら、これらを胴体右側に接着します。
その後左右の胴体を接着します。合わせ目の段差が下面に出るように調整しながら接着します。エアインテーク内と胴体内側を白く塗ったらインティークを胴体に接着しますがその前に十分仮組を繰り返してなるべく段差が出ないようにしておきます。
主翼は下面1枚と2分割の上翼だけのシンプルなものですので丁寧に組み立てます。十分に乾燥させたら胴体と主翼を接着します。その際に胴体と主翼の上面接合部に隙間が生じますので溶きパテを刷り込んで余分な部分は綿棒に薄め液を染み込ませたもので拭き取っておきます。
私は筆塗りですのでキャノピーのマスキングも必要ないのでここでもう接着してしまいます。その後再発されたキットにはワンピースのキャノピーがつくようになりましたが、この時点ではありませんでしたので分割されたキャノピーを丁寧に接着しておきます。多少の調整は必要です。
このキットはベトナム戦争時を想定しているのかECMアンテナ等の出っ張りが装着状態でのモールドとなっています。作る機体によってはこれらの出っ張りを削り取る作業が必要になります。私は面倒でしたので全部装備された状態の機体としてファーボールデカールからVF-92 Silver Knightsを選択しました。
ここで全体塗装に入りますが先にウェポン類と脚関係の塗装は済ませておきます。上面は315番ライトカルグレー、下面と動翼部分は69番グランプリホワイトで塗装しました。上面は少し明度を上げたグレーを適度に入れておきました。翼端と垂直尾翼上部は329番イエロー、機首のエアーインレットはブラックで塗り分けました。機首のレドーム部分は白とレードム・タンと黒の塗り分けです。
もう1箇所手を入れたのは前脚扉のライトの位置が下につきすぎているのでランナーで穴埋めした後もう少し上部に開け直しました。機番号のデカールを貼るとライトに被ってしまうためです。
胴体後部は銀と黒鉄色などを調色した物をで塗り分けておきます。全体にタミヤのスミ入れブラックで軽くウォシングしておきます。終了後にデカールを貼り十分乾燥後に半艶のトップコートで艶を整えておきます。最後に脚類、ウェポン類、排気管、水平尾翼、エアブレーキ、エアインティークランプを接着したら完成です。今回はミグキャップを想定してキット付属のスパローとサイドワインダーをフル装備させました。
特に手を入れなくとも十分かっこいいファントムがこれにて完成です。これで長年寝かされていたキットの成仏がやっとかないました。
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