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Bf109G-6(ハセガワ 1/72 AP帯+AZモデルデカール)
by
ST170
Bf109G-6 「JG 300 “Red 8” Kurt Gabler機」
第1特集「エース」ということで
製作に入っていたキットを仕上げました。
AZモデル Bf109G-6の塗装バリエーションにあった、
「JG 300 “Red 8” Kurt Gabler機」に一目惚れ。
珍しいシルバーの機体です。
独特な機体は
高速のモスキートに対抗するため磨き込んで迷彩を剥がし、
空気抵抗を減らした機体だとも言われています。
その影響か実機の尾翼のハー●ンクロイツはかすれています。
また、考証では”Red 8”ではなく”Black 8”であるとか、
(エデュアルド1/48の塗装例)諸説あるようです。
諸説あるということは好きに作れるということで
とにかく「格好良く」仕上げてみました。
ただ、AZのキットをちゃんと組めるか不安だったので
ハセガワのAP106をベースにAZのデカールを移植。
なので使用キットはこちらの2種になります。
ハセガワAP帯のキットは一度作ったので工程は確認済。
例によっていろいろ試しながら製作していきます。
今回試してみた1つ目は、
「下地の色を変えたシルバースプレー塗装」です。
缶スプレーでは異なるシルバーをいくつも揃えるのは困難。
先に下地色を変えてトーンが変わるのか試してみました。
とりあえずサフの白黒、ガンクロームの下地をベースに
タミヤのアルミシルバーを上塗りしてみます。
アクセントはシルバーリーフとガンクロームの2色。
(機首のパネルと主翼前縁はガンクロームのまま)
微妙にトーンが異なっているのがわかるでしょうか?
パターンは実機と少々違いますが上手く行ったようです。
2つ目のお試しは、
HiQパーツの「透明ベースデカールを使った筆塗り」です。
尾翼のスプレー迷彩などを再現してみました。
プラバンにテストショット。
かすれたハー●ンクロイツも作ってみました。
一旦透明デカールに描いて貼り付ける方法だと
何度もやり直し出来るし、使うデカールも端切れサイズで十分。
凹凸のない平面で描きやすいし、プリンター・PCデータも不要。
一つとして同じものは量産出来ませんが気楽に作れます。
結果、こんな感じになりました。
ただ、このベースデカールはコート無しで貼ろうとすると
柔らかすぎてクシャックシャに。。 いろいろ勉強です。
最後に排気煙などウェザリング仕上げ+半光沢のトップコート。
これで完成です。
珍しいシルバー仕様のBf109ですが思ったとおり格好いい。
海外では結構人気のマーキングのようですね。
そのKurt Gabler機は実機写真も数枚残っていますが
尾翼には17個の撃墜マークが描かれています。
ただ、ドイツ空軍のカウントは対爆撃機の場合、
撃墜・撃破などで異なるポイント制になっており
撃墜マークは純粋に撃墜数ではないようです。
それでも23回の出撃機会で17ポイント(その後怪我で離脱)、
実数では8機程度の撃墜を記録しているようです。
かなり優秀なパイロットと言えるでしょう。
(実機写真風)
ですが日本ではあまり知られていないパイロットなのか
日本語のWiki「エース・パイロット」には未記載みたいですね。
完成品も少しずつ増えてきましたが
技術を磨くのにまだまだトライ&エラー中です。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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