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妄想3:もう一つの航空自衛隊「Mitsubishi F-1改A」(1/144)
by
望月 清光
「当初、航空自衛隊はF-2Eについては、海面上超低空飛行進撃中に射程延長型のASM-2を発射、その後は急上昇しスーパークルーズ機能を生かして敵迎撃部隊に肉薄、AIM-120 又はAAM-4で敵戦闘機防空網に穴を開け、時間差攻撃で飛来するF-1改の対艦攻撃を支援するファイター・スイープ機能を持つ支援戦闘機を考えていた。しかし、実際にF-2Eを飛行させてみると、当初の懸念通り、大きなデルタ翼(クランクドアロー・ウィング)を持つ低翼面荷重戦闘機では、海面上超低空侵攻はパイロットの疲労が大きく、パイロットからは『F-1改と同じくASMは2発しか搭載できず、超音速を出せない超低空侵攻ならば、高翼面荷重の改良型F-1改でも良い』との意見が出る始末で、F-2Eによる超低空侵攻対艦攻撃は実戦的でないことを再認識させられた。
そこで、F-2Eの生産は2個飛行隊分40機で終了し、残りの予算をF-1改近代型改修に転用することになった。F-1改近代型改修は、①主翼及び尾翼の複合材化による自重軽減に伴う翼幅荷重及び推力荷重改善、②先進アビオニクスへの換装、③T-2 CCV開発成果を反映した操縦装置のFBY化、③チャフ・フレアー放出機構装備、④更なるアドーアエンジンの出力向上、⑤開発終了したASM-2装備及び⑥プローブ・アンド・ドローグ式空中受油装置追加装備による戦闘行動半径の増大等から成り、機首右側に給油プローブが固定装備された。F-1は機体がコンパクトで機内容積余裕が少ないため、空気取入口下方から胴体右側の圧力給油式給油孔までは機外配管となった。また、一時は燃料タンク容積増大のために取り卸しを検討されたM61 20mmバルカン砲だが、複合材化による機体軽量化とエンジン出力増加による推力重量比改善に起因する空戦能力向上が期待されることから、残されることになった。このF-1改近代型改修機はF-1改A(Advance)として1993年に制式採用され、F-2Eと対艦攻撃ペアを組むことになった。」
という設定で製作した1/144スケール 空自 三菱F-1改Aです。前作のF-1改と同じくLS製F-1の前部胴体を切断・短縮し、そこにLS製F-1キャノピー+LS製F-16XLキャノピー後半部を接着しています。プローブ式空中受油装置を伸ばしランナーから自作し、実機のミラージュF-1を見習ってウィンドシールド前方右側に接着しました。アドア・ターボファン・エンジンのエアインテイクへの流入空気の乱れを恐れ、エアインテーク前方胴体の燃料配管は胴体内装備としましたが、胴体容積の少ないF-1の機体構造を考慮し、エアインテイク下側の胴体側面に空中受油装置からの燃料配管を這わせました。
翼下のASM-2と翼端のサイドワインダーは、例によってプラッツの航空自衛隊ウェポンセットからの転用、エアインテイク横に日の丸を配したので、F-1用インテイク・コーションは貼付けスペースがなくなりました。そこで、、代わりに余剰品のMYK製F-4EJ用インテイク・コーションをインテイク・ベーン前に貼り付けました。攻撃終了後に燃料を空中受油して基地に帰るという前提で、センタータンク(増槽)の装着は止めてみました。
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