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航空自衛隊のスターファイター (MARK 1 MODELS 1/144)
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五六式(TYPE-56)
マークワンモデルのスターファイターを作りました。本誌2021年11月号で”次は,F-104JとF-104DJかな”なんて書いてからあっという間に3年経ってしまいました。在庫が減らないわけだよ・・・。
<実機について>
航空自衛隊のF-86F及びF-86Dの後継機、FXとして様々な紆余曲折を経て(三菱重工がF-86をライセンス生産していたことから,F-100にレドームを装備したものを採用するという案やグラマンF-11にJ-79ターボジェットエンジンを搭載させるという案もあった)選定された全天候超音速戦闘機。J型は,3機が完成機として輸入され,次いで,三菱重工でノックダウン生産で17機,ライセンス生産で160機が生産された。なお,DJ型は,20機全てがアメリカ製であった。
日本では,迎撃に特化した機体だという印象が強いが,他国で運用されたC型以降の機体は,核攻撃機として低空を高速で侵攻することが主任務であった。
<キットとその製作について>
マークワンモデルのスターファイターのキットは,ドイツレベルの機首以外を共有する2003年初版のTF-104Gと2005年初版のF-104Gがその起源(ACE CORPORATIONのTF-104Gも)で,F-1042機分の部品とデカールに初期型をつくるための部品やサイドワインダーやベトナム戦で使われたC型に取りつけられていた空中給油装置を含むランナーが1つ追加されています。ハセガワの1/72スケールキットを参考にしたらしく,パーツ割りや組み立て手順がよく似ています。
組み立てについては,本誌2021年11月号の五六式の記事を参照してください。製作上のアドバイスは,以下の通りです。
・前脚は,最後に取りつけられます。説明図の通りに組むと,取り付け位置が左右どちらかに偏ってしまうので注意してください。
・風防の透明部品は,本体とうまくフィットしません。これは,透明部品の先端部が分厚いためです。この問題は,透明部品の先端部のアーチ状になっている部分の内側をカッターで薄くしてやることで解決します。また,単座型のキャノピーの部品には,枠が省略されているところがあるので塗装の際に一本描き足すと良いでしょう。
・左側のジェットインテークと本体との間に段差ができます。仮組みと削り合わせが必要です。五六式もやってはみましたが,十分ではありませんでした・・・反省・・・。
・キットの前脚収納扉の部品は,復座型のものです。単座型の前脚収納扉の形は,異なっているので作り直す必要があります。五六式は,元の部品に薄いプラ板を貼って修正しました。
<完成>
J型は,那覇基地の戦競に参加した部隊の機体DJ型は,百里基地の所属機。
実機は,もっと青みが加わったグレーの塗装のようです。塗装説明図には,ライトグレーとダークグレーとしか書いておりませんでした。
まさに,三菱鉛筆です。その後,このようなデザインの実用機は,ついに現れませんでした。(F-5は,近いのかな?
タービンラインはキットのデカールで。ドライヤーでちょっと温めてやれば,垂直尾翼と胴体の間のへこんだところにもよくフィットします。よいデカールです。
エンジン周りは,当初、銀色の部分より暗い色を塗っていたためコントラストがつきすぎてしまいました。仕方がないので銀色をオーバースプレーしてやると,今度は,やり過ぎてしまいぼやけた感じになってしまいました。直すときりがないので放置しました。
J型とDJ型を並べてみると,DJ型の方が妙に大きく感じられます。前部胴体以外は,全く同じ部品なのだけれどねぇ。
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