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LOCKHEED P-38J LIGHTNING (PLATZ/DRAGON1/72)
by
五六式(TYPE-56)
第3特集”世界の名機コレクションシリーズ No2 ロッキード P-38ライトニング”!ということで,比較的新しいプラッツのキットを製作しました。今後も,テーマにあったキットが在庫にあれば,参戦していきたいと思います。
<実機について>
ロッキード社が開発・生産したレシプロ双発戦闘機。双発にすることで高速性能と航続性能を高め,機首に武装を集中させることにより攻撃力を高めている。
双発機としては,高い機動性を誇るが,格闘戦で隼を相手にするのはきつかっただろうと思われる。父親の話によると,日本軍からは”ペロハチ”と呼ばれていたそうな。とは言っても,要人の乗った一式陸攻をその”ペロハチ”に撃墜された日本軍・・・相手を舐めてはいけないという良い教訓だろう。
<キットについて>
PLATZが,初版1992年のドラゴン製のパーツに日本語の組み立て説明書や機首に装着するおもりや主翼を補強するスパーなどを追加してまとめ上げたものです。特にありがたいのは,機首のおもり。本機やHe219やOV-10のようなテールヘヴィ気味なのに機首におもりを仕込むスペースが狭い機体の場合,パーツにジャストフィットして3点姿勢がきちんととれるおもりがはじめから付属しているというのは大変ありがたいことです。このおもりがあるだけで製作時間が一日分短縮できます。
ドラゴンモデルのキットのあかんところは,細部の塗装指定がざっとしているところ。ところどころ何色で塗るか指定していないことがあります。仕方がないので資料本を漁るとか,他社のキットの塗装図に頼るとか,適当な色を塗るとかしなければなりません。PLATZの説明図は,ちょっとましになっていますが,やっぱり分からないところ(操縦席のコンソールとか)があります。
<製作>
・左右胴体のエンジン後方の吸気口と排気口のところは筒抜けになっているので排気口の縁を薄く整形した跡,黒いスポンジをカットして中に入れ塞いでやりました。またインテークの部品C11とC12の取り付け位置の指定が左胴は正しいのですが右胴では,逆になっています。
・エンジンカウルのあたりの部品の合わせがずれています。これは,部品接合部のダボの位置が微妙にずれているためです。これは,ダボを少し削って対処します。
・P-38は,左右でプロペラの回転方向が逆になっているので(左右とも外回り)プロペラの部品は,左回り用と右回り用で2種類用意されていなければならないのですがキットには,同じピッチのものが6本用意されているのみです。キットの説明書の通りなのは右側なので左側はどうしようかと悩みました。仕方がないので後で修正できるように木工ボンドで接着し,片方は角度だけ変えて取りつけることにしました。サードパーティーの交換用パーツとかがあれば良いのですが・・・。
・主脚は,2つの部品で構成されています。ステーの部品の接着角度が曖昧なので仮止めした状態で脚庫に差し込んで具合を見ます。横幅が僅かに大きいので赤丸のところを少し削って調整します。脚庫に主脚が入るようになったらステーの部品を接着剤をつけて脚庫に差し込み(主脚は,まだ接着しない)接着剤が固まるのを待ちます。
・前脚の取りつけ位置は,モールドされていますが,穴があいていないので自前であける必要があります。
・機首の白帯は,デカールが用意されていますが,すぐ剥がれそうだったのでデカールを目印にしてカッターでけがいて塗り分け線を入れ,デカールを取り除いてから塗装で白帯を入れました。
<完成>
脚柱が傾いているのは,製作ミスではなく,実機がそうであるから。しかし,どうして?
シリアルナンバーが隠されています。どうして?
双胴の悪魔と呼ばれたシルエットがよく分かります。給油口は,もう少し暗い色の方が良かった・・
脚カバーをつけるのが大変でした。双胴機だから壁に立てかけるのが楽♪
機首下のアンテナがいつの間にか無くなっていたのでジャンクパーツの中から似た形のもの(1/100 G91の機銃のフェアリング)を選んで接着しました。
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