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スピットファイア Mk XVIe(エレール 1/72)

  by ヒサマロ



 どうもヒサマロです。今回はエレールのスピットファイア Mk XVIe (1/72)をサクッと作ってみました。パーツ総数は35で浮き出しのモールドですが控えめで好感が持てます。



 まずはコクピットから組み立てます。ここは床盤、バルクヘッド、シート、操縦桿、計器盤、照準器の必要最小限のパーツで構成されており、この時代の製品としてはよく出来ている方です。胴体側壁にも艤装品がモールドされているのでコクピットを含めて機内色のグレーグリーン、黒、赤などでそれらしく塗装しておきます。出来上がったコクピットを右側胴体に接着するのですが少し調整が必要でした。



  左右の胴体接着時にプロペラ部分を組み込む必要があるのでプロペラとスピナーを塗装して軸部分にグリスを塗布し機種部に組み込みます。スピナーの色はキットの指定は青ですが、手持ちの資料ではスカイとか赤とかになっておりました。私は青のほうがかっこいいので指定通りに塗りました。左右の胴体を接着します。嵌め合わせは悪くありません。ペーパーがけだけでOKです。 



 水平尾翼は取り付け側がバリでふさがり気味でしたのでナイフでしっかりと切り込みを入れて接着しました。主翼は下翼側にラジエターの仕切りボックスを入れて左右の上翼を接着。ここもペーパーがけだけでOKでした。主翼と胴体の接合部は若干隙間が生じるので溶きパテ処理を行いました。機首下の空気取入口のパーツは段差が生じるのできちっと整形しておきます。また、胴体との接合部分にもだいぶ隙間が生じるのでパテで処理整形をしました。コクピット背後にピンバイスで肉抜きした支持架を接着後2分割のキャノピー部を取り付けたらここで全体塗装に入ります。



 いつも通りにミスターカラーを筆塗りしています。下面ミーディアムシーグレー、上面ダークグリーン、オーシャングレーをそのまま使用いたしました。色の境目は2色を混色して薄めたものを面相筆で塗って自然なぼかし具合を表現しました。最後に墨入れブラックで全体に軽くウォシングを行いました。
さて問題はデカールなのですがそのまま使用できるか不安でしたが不必要な部分で試しに行ったところ普通に貼れること判明で一安心。ただどうしたことかコード部分がグリーンになっていたので流石にこれはこのまま貼る気にはなりませんでした。そこで上から面相筆に薄く溶いたスカイを慎重に塗って何とかいたしました。最後に半艶のトップコートを吹き付けて艶を整えました。



 塗装して組合済みの脚とピトー管それに愛犬からカットしたヒゲのホイップアンテナを接着して完成です。古いキットですが作りやすく出来上がりも上品なスピットで気に入っております。ではまた。 


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