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(Photo) General Dynamics F-16A
by コルディッツ
博物館実機写真
F-16の初飛行は半世紀前の1974年2月2日。複合材を用いた軽量ボディに強力なジェットエンジン1基を装備し、フライ・バイ・ワイアで操縦され、高い機動性を誇ります。主翼と胴体を一体化したブレンデッドウィングボディの曲線は目を奪い、胴体下面に設置した空気取り入れ口はペリカンを想起させ、モデラー&ヒコーキ・ファンを楽しませてくれました。
しかし50年経った今でも現役であるばかりか、ウクライナや台湾での需要は大きく、こんなにも長く活躍するとは!
2018年6月までに4,604機が生産され、現在も生産が継続されている働き者です。
流石に初期の機体は博物館展示なので、生誕50周年を祝し紹介させて頂きます。コスト・パフォーマンスに優れたF-16の現役生活はまだまだ続くので、今後が楽しみです。
※ 本稿は博物館の標示、Wikipediaを参照しました。
General Dynamics F-16A J-215
国立軍事博物館(スーステルブルク)にて 2015年7月撮影
ネーデルランドはベルギーと同じく、F-16をライセンス生産
しました、最初に102機の発注がなされ、その後111機が追加
発注されました。部隊配備は1979年から開始され、1992年に
完了しています。生産を担当したのはフォッカー社でした。
離陸シーンで展示とは博物館のスタッフはヒコーキ・ファン
の心情をよく理解していると感心しました。
NATO諸国でF-104戦闘機を更新する機体として、最初にF-16
導入を決めたネーデルランド、ベルギー、ノルウェー、デン
マークの4ヶ国は、1975年に共同でライセンス生産したF-16の
採用を発表しました。
垂直尾翼基部のドラッグシュート装備は、ノルウェー向け
でしたが、ネーデルランドとベルギーも追従します。
現在ネーデルランド空軍からF-16は退役しています。同空軍
のF-16採用総数は213機で、内訳はA型が177機、B型が36機です。
213機中108機がMLU(Mid-Life-Update)を受け、レーダーや
コンピューターを最新の物に替え、機体構造も強化しました。
ネーデルランドはF-16の中から6機をヨルダン空軍に、36機
をチリ空軍に売却し、42機をウクライナに寄贈しています。
General Dynamics F-16A 81-0063
国立アメリカ空軍博物館(デイトン)にて 2004年12月撮影
F-16はサンダーバースの活動も光りましたね。タミヤが
F-16サンダーバーズをリリースした時、散々悩んで購入しま
せんでしたが、その決断を今頃悔やんでいます。
General Dynamics F-16A FA-01
軍事博物館(ブリュセル)にて 2009年12月撮影
ベルギーはSABCA社がライセンス生産を行い、ベルギー空軍
の160機(A型136機とB型24機)とデンマーク空軍の70機(A型
54機とB型16機)を供給しました。
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