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 特集 憧れのビッグ(ボックス)キット

Fw 200 C (レベル 1/72)

by  コルディッツ

 私にとってのクリスマスのビッグキットと言えば、グンゼレベル1/72の四発爆撃機シリーズです。B-17、B-24、ランカスターにコンドルの構成だったかと。中でもFw200コンドルは異色キットで、ドイツ機、ゴンドラ付、主翼に爆弾、銃塔に大口径機関砲1門と、B17達と全然違うではないですか!
それにコンドルの愛称が胸に刺さりました。当時サイモンとガーファンクルのファンだったもので…
そこで今回の特集はレベル1/72のFw200を選択しました。
 レベル版はドイツレベルから新版が出ていて、こちらも入手済みですが、私は小学5年時に作った旧版にしました。旧版は1965年リリースで、作るのは10年以上前に秋葉原で購入した英国版で、キット自体の製造年は不明です。価格は2,800円、当時の円高を思い出すと、夢のような気がします、



 旧版コンドルは、前述の四発機シリーズでは珍しく乗員付きなのに感激しました。ホント、B17の乗員なしは不満でしたね。
 秋葉原での購入時は、ベルリンでFw200のレストアが行われているのを知っていたので、レストア終了後に実機を拝観し、 プラモ製作に進むという流れを決めていました。ところが レストアされた民間型Fw200拝観が空振りに終わり、キットも 持て余して、いつの間にか積みプラの山に埋もれていました。
 今回の特集がなければ、まだまだ積みプラだったでしょう。
積みプラ解消の本特集の企画に感謝感激です。


 キットの特徴であるゴンドラと乗員とその環境を作るのは愉しかったです。機長、副操縦士、砲塔射手の3人というのも、強い馴染みがあり感情失禁ものです、3人は「爆撃命令」のギャラガー大佐、ストーバル少佐、コマンスキー軍曹ですが。
 しかしその後は七難八苦でした。大きな支障だけでも胴体とエンジンナセルは隙間だらけ、主脚の接着位置不明。プロペラを2本折り、迷彩色を間違え(参考にしたドイツ版塗装図が、ダークグリーンを濃く、ブラックグリーンを薄く表していたので、取り違えました)、操縦席とゴンドラ前部のクリアーパーツを割る等々、よく壊さなかったなぁと想います。
 取り敢えずとは言え完成させると、流石に四発機だけあり、充実感一杯で、積みプラから救出できて良かったです。


 1965年リリース時のボックスアートは、流氷を進む貨物船の上空を超低空飛行するFw200でした、グンゼレベル版も同じなので、自然私も流氷上空がお好みになっています。
 レストア後の民間型Fw200は、テンペルホフ空港跡地で展示されていますが、季節限定公開で空振りしました。しかしレストアしたドイツ技術博物館でも、実機のパーツが展示されていましたので、ご紹介させて頂きます。
操縦席と主脚は2008年2月、客室と計器盤は2023年4月に撮影です。








 積みプラが全部消化できれば(その日は訪れるのでしょうか?)、場所を取る四発機キットも全面展開できますが、 その日までは主翼は取り外して格納しています。



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