Home  >   「ホーカーハリケーンMk.1 フィンランド空軍」 (エアフィックス1/24)> 飛行機プラモデル製作>2025年1月号


「ホーカーハリケーンMk.1 フィンランド空軍」
(エアフィックス1/24)

  by E.H.NOBU



皆様新年あけましておめでとうございます。
E.H.NOBUです。


今回ご紹介させていただきますのは
エアフィックス1/24ホーカーハリケーンMk.1です。
初版は1974年ですので丁度50年前すなわち半世紀前のキットです。
つい最近もエアフィックスから再版されていましたね。
本当は12月号「憧れのビッグ(ボックス)キット」用に作っていたのですが
惜しくも締め切りに間に合いませんでした。
エアフィックス舐めたらあきませんね(笑)



  エアフィックスの24シリーズ第4作。
各動翼の可動は今迄通りですが
それまでは引き込み式だった主脚を固定式にして脚収納庫内を精密再現しています。
タイヤは今迄の24シリーズ同様のゴム?製です。
エアフィックスのこの24シリーズを持っている人ならご存知ですが
ビニール袋の中ではパーツが外れまくってガラガラと賑やかな音がしています。
幸いビニール袋には穴がないのでパーツ不足はほぼ心配ありませんが。


 それではインストに沿って組み立ててまいりましょう!
 エンジンはキットのパーツを組み立てて塗装するだけで実機さながらの迫力です↓


 シリーズ第一作のスピットファイアよりも格段の素晴らしい出来栄えですね↓


 コックピットと合わせるとそれだけでもう15㎝オーバー!デカいです!!


  計器盤にはこのシリーズ通例の裏から透明成型の計器を組み込む方式ですが
別パーツにした割に計器のモールドが冴えませんので
キットの計器盤パーツにエッチングパーツの計器を切り抜いて貼り付けました↓


  胴体を貼り合わせるには尾輪を先に組み込む必要があるのですが
このキットではあまりにも実機を忠実にスケールダウンしてせいで
その華奢なプラのフォークではとてもじゃないですがこの巨体を支えきれません。
なのでここだけはサードパーティーのホワイトメタルに交換し不足している
ディティールは各種プラ材にて追加しておきました↓


  胴体左右を貼り合わせたら
キットのとてつもなく太いランナーで後部胴体を補強しておきます。
キットのパーツは肉厚でしっかりしてはいるのですが
とにかく丈夫にする為に今回は随所にエポキシ接着剤を多用しております↓


 エンジン周りにはプラ材等でフレーム等々ディテールを追加しておきます↓


  主脚収納庫にはエアタンク両脇の皮革製カバー(茶色部分)を
アルミテープで追加しました↓


 主翼には左右合計8丁の機銃が再現されていますが面倒なので右翼分だけ作りました↓


  主翼下面にある巨大なラジエーター内には1.5Φのアルミ棒で
機銃暖房用パイプを左右2本追加しておきました↓


  巨体を支える主脚柱はキットのパーツに1.5Φの真鍮線を刺し込んで基部とし
車軸は2.3Φの真鍮パイプに変更してあります接着は勿論エポキシ接着剤です↓


  今回凸リベットのだらけのこのキットを作るにあたって
新兵器を使いました「ドクターリベット」です↓




 打ち抜いたプラペーパーを一つ一つリモネン接着剤で付けていきます↓




 コツを掴めば0.18Φでも90%位まで上手くできるようになります↓




 前照灯はキットのパーツが小さすぎて使えませんでしたので自作しました。
特徴的なランプの支持部分はパソコンでデザインしたものをカッティングマシンで
カッティングシートを切り抜いて作ってあります↓


  水平尾翼のエレベーターにつくトリムタブはプラ板とアルミテープで作り直しました。
エレベーター下面にはドレンホールを0.5Φのピンバイスで開けてあります。
そしてガッチリと固定する為に1Φのアルミ線をエポキシ接着剤で固定しておきます↓


  今回マーキングはフィンランド空軍にします。
マスキングには「Montex 24018 Hawker Hurricane Mk.I (Finland)」
を使用しました↓


 パソコンでデザインし直した機番↓


 それでは完成した24ハリケーンの細部と雄姿をご笑覧ください。

 エッチングの切れ端で自作したトリムタブのマスバランス↓


 ラダーの操作索は0.2Φステンレス線にてWワイヤーを再現↓


 アンテナ線のテンション調節スプリングはギター弦#3↓


  ピトー管はキットオリジナルでも素晴らしいディティールです。
接着はエポキシ接着剤使用↓


 乗降用ステップは真鍮線・真鍮帯板・真鍮角線を半田付け↓


 主翼前縁の機銃孔防塵カバーはマスキングテープで再現↓


  特徴的なランディングライト↓


  50年たっても経年劣化していなかったタイヤです。
脚カバー内側のモールドが素晴らしいです。
ブレーキパイプ不足分は0.3Φの糸半田を使用↓




  風防内側にはアルミ線にてロールバーを追加
ガンサイトはキットのパーツを修正して使用↓


 胴体左側のコードレター


  デハビランドプロペラ&スピナーは同シリーズの
スピットファイアのキットから頂戴いたしました↓
















 最後までお付き合い頂きありがとうございましたm(__)m
2025年もどうぞよろしくお願いいたします。



  Home>「ホーカーハリケーンMk.1 フィンランド空軍」 (エアフィックス1/24)> 飛行機プラモデル製作>2025年1月号

Vol.197  2025 January.    www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /
 editor Hiromichi Taguchi 田口博通 /無断転載を禁ず  リンクフリー

「webモデラーズ について」 「広告のご出稿について」

プラモデル模型製作記事

1月号 TOTAL PAGE view